新築でやっておけばよかったこと12選|後悔しない間取り・設備・外構・性能選びのポイント

新築でやっておけばよかったと後悔しないために押さえておきたいポイント12選

はじめての家づくりでは分からないことも多く、いざ新築に住み始めてから「やっておけばよかった」と思う部分が出てくるものです。

しかし土地探しや予算、プランニングにも、こだわって新築を建てるのですから、できる限り後々の後悔は避けたいですよね。

そこで今回は、注文住宅を建てた方によくある後悔事例を参考に、家づくりの際に押さえておきたい12の検討ポイントを解説します。

間取りや設備、外構、住まい性能などセクションを分けて、具体的なアイデアや問題の解決策を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

このコラムのポイント
  • 快適な生活や効率的な家事が実現するマイホームを建てるためには、暮らしに合わせた動線・収納設計が欠かせません。
  • 外構デザインにこだわることで、新築の外観や住まいの防犯性も高まり、ご家族のおしゃれで安全な暮らしが守られます。
  • 住まい性能を高めることで、居心地のいい暮らしと補助金制度などが利用できるお得な家づくりも可能です。

 

「間取り編」動線と空間づくりのポイント

新築を建ててから気づく、間取りの使い勝手や広さに関する後悔。

住み始めてから「こうしておけばよかった」と思われることが特に多いのが間取りで、後に紹介するキッチンやバス、トイレなどの設備とは違い、将来部分的にリフォームしづらいのが特徴です。

 

①家事効率を高めるベストな動線づくり

生活・家事に便利な動線づくり

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

間取り部門で特に多い後悔は、「動線が悪くてストレスがかかる」というものです。

例えば、ご家族それぞれの日常生活における動きを把握した動線が確保されていないと、忙しい時間帯の混雑や衝突は避けられません。

また、家事をスムーズに進めるための動線を検討していない場合、洗濯や料理、片付けの手間や負担がかかりやすく不便です。

快適な動線・間取りづくり(シミュレーション)のポイント

  • 生活・家事動線の見直し:洗面所⇔玄関、キッチン⇔ランドリールームなど近くて便利なつながりを検討してみましょう。
  • 混雑エリアの把握:ご家族が日常的に行き来する通路や、キッチンや洗面所など複数で滞在しがちな場所の広さを確保しましょう。
  • 回遊動線の検討:混雑による動線のふさがりを避け、各部屋へのルートも広がるため、忙しい朝夕の時間帯に便利です。
  • 動線のバリアフリー化:平屋や生活・家事を中心としたエリアのバリアフリー設計で、段差のない安全で快適な間取りに仕上がります。
  • 壁やドアのないオープンな動線:荷物を持った状態での移動に便利な開放的な間取りで、ドアの開け閉めにかかる手間が不要になります。

 

家族構成やライフスタイルに合わせた生活・家事動線に沿った部屋のレイアウト=間取りづくりで、毎日が快適な暮らしを実現させましょう。

>関連コラム:家事動線を効率化するランドリールームの間取り事例|失敗しない設置方法と便利な機能とは

>関連コラム:間取りの使い勝手は水回りで決まる|家事動線にこだわる便利でおしゃれなレイアウト

 

②過ごしやすい広さのリビングを確保

過ごしやすい贅沢な広さのリビングがおしゃれ

>京都市左京区 | 光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅

家族団らんやお客様を招いた時に「もっとリビングを広くすればよかった」と思う方も少なくありません。

特に、お子様の人数や来客が多いご家庭の場合は、家族4人以上向きのリビング20畳以上の広さの確保や吹き抜けのある間取りがおすすめです。

一方、リビングが広過ぎると他のスペースが狭くなったり、必要な部屋数が確保できなくなったりするので、空間を広く見せる工夫をしながら間取り全体のバランスを考えることが大切です。

例えば、キッチンやダイニングの壁を取り払ったオープンなLDKや、外の景色が取り込める開放的なリビングテラスのある間取りで、実際の床面積よりも広く見えるデザインを検討してみましょう。

>関連コラム:広いリビングの高性能な間取り実例|20畳以上のおしゃれなレイアウト

>関連コラム:大きな吹き抜けがおしゃれな2階建て実例|開放的な間取り設計と空間活用のポイント

>関連コラム:玄関すぐリビングのメリット・デメリット|目隠しアイデアやおしゃれな直結間取りの実例

 

③使い勝手がいい収納デザインの検討

見栄えや使い勝手にもこだわる造作収納

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

間取りづくりの際に、ついつい後回しになってしまいがちなのが収納計画です。

「収納が足りない」という後悔は、片付けや掃除など日常生活の利便性やおしゃれな空間づくりの支障になり得ます。

まずは、ご家庭の荷物を種類ごとに分け、使用する場所と量を把握しておきましょう。

また収納を設ける際は、生活・家事動線に合わせた配置が重要です。

使用場所や用途に合わせて、クローゼットや壁面収納など、ご家族の使い勝手に合わせた設計にすることで、いつでも整理整頓しやすい快適な環境が保てます。

なお、シーズンオフの服や思い出の品、掃除道具などが収納できるロフトや階段下などのデッドスペースを活用した設計もおすすめです。

>関連コラム:ファミリークローゼットで後悔しない対策のコツ|家事効率を高める設置ポイントと間取り実例

>関連コラム:注文住宅におすすめのキッチンと収納デザイン|種類選びのポイントやレイアウト実例を紹介

>関連コラム:シューズクロークのある玄関収納実例5選|理想の広さや動線のポイントを解説

 

「設備編」利便性と快適性を追求したプラン

キッチンやバス、トイレなどの設備は、デザイン性だけで選ぶと機能面や経済面で後悔しやすい部分です。

オプションの追加による予算オーバーを避けるためにも、資金計画と合わせたデザイン・機能選びを進めていきましょう。

 

④暮らしの質を高める設備選び

暮らしが変わる便利でおしゃれな設備選び

>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス

新築を建てる際、最新機能を搭載した設備やインテリア性の高いアイテムにはどうしても目が行きがちです。

しかし、実際の生活では不要な機能や実用性よりもデザイン性重視の場合、予算をかけただけのメリットが得られない可能性も出てきます。

各間取りの設備を選ぶ際は、ショールームで最新のシステムをチェックするだけでなく、標準機能が備わったものでも問題ないかどうかを確認しておくのも、予算を抑えたい場合に役立ちます。

設備選びの際に見るべきポイント

  • キッチン:調理スペースの広さや高さ、収納レイアウトや距離、ワークトライアングルの使い勝手など。
  • バス:ご家族の人数やお好みに合わせた広さ・形状が大切。オプションは不要になる可能性もある。
  • 洗面台:ユニット・システム洗面台だけでなく、ご家族のお好みや空間の広さに合わせた完全オリジナルの造作タイプも人気。
  • トイレ:トイレの数選びは後悔しやすいポイントの1つ。最新の掃除しやすいデザインや除菌・消臭機能などのオプションはご家族での検討がおすすめ。

 

>関連コラム:注文住宅で「後悔ばかり」にならない設計と計画のコツ|間取りや設備、費用の失敗例と対策を詳しく解説

>関連コラム:使い勝手がいいキッチンの間取り・収納アイデア|便利な家事動線とおしゃれなレイアウト実例

 

⑤使い勝手がいいコンセントの位置と数

リビングダイニングでの後悔を防ぐためにはコンセントの位置や数の検討も大切

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)

「コンセントの位置が悪い」「数が足りない」という後悔も多いです。

例えば、多くの調理家電を使うキッチンでは、家電の種類や使い勝手によって適切な位置や数が変わってきます。

対面キッチンの場合は、カウンターにコンセントがあるとダイニングからも使えて、スマホの充電などにも便利です。

また、リビングのテレビまわりやPC置き場の近く、掃除機を使う経路に適宜配置することで、生活や家事の利便性が高まります。

⑥調光機能付き照明が便利

時間帯や使い勝手に合わせて調節できる照明が便利

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-S(京都市)

おしゃれなリビングや寝室など、落ち着いたムードを演出する間接照明やスポットライトなどの照明器具。

明るさを抑えた光や暖色系の光は、家族団らんやリラックスしたい時などにおすすめですが、ちょっとした作業や書き物をする際は、手元が見えづらく不便です。

同じ空間で、時間帯や状況に応じて快適な明るさを選べるようにするためには、調光機能付き照明を選ぶのもポイントです。

「外構編」外構のデザイン性と実用性

外構は、マイホームの第一印象を決める大切な部分です。

また、デザイン性だけでなく、ご家族の外出時や帰宅時の利便性、防犯性を左右するポイントでもあるため、専門家としっかり検討していきましょう。

 

⑦建物と調和する外構デザイン

マイホームの印象を高めるおしゃれな外構づくり

>Gardens Village京都岩倉幡枝西 North

建物の外観にこだわったのに、予算が回らず外構が中途半端になってしまったり、オープン過ぎる外構で家の中のプライバシーが守れなかったりする問題も起こりがちです。

住まいのテイストに合わせた素材や配色のフェンス、植栽の目隠しなどを活用して、建物と外構のバランスがいい統一感のある仕上がりを検討してみましょう。

また、駐車スペースや自転車置き場を確保する場合は、将来台数が増える可能性や来客を想定した、余裕のあるエクステリアづくりがおすすめです。

>関連コラム:注文住宅のおしゃれな外観デザイン実例|屋根や外壁選びのコツと人気の演出方法を解説

>関連コラム:平屋の外壁・外観の選び方と実例|おしゃれな色や素材、デザインで理想の新築を実現

 

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⑧暮らしに合わせた防犯対策

立地環境や暮らしの条件に合わせた適切な防犯対策が大切

>施工事例:京都市左京区|新築|T様邸

平屋やリビングテラスとつながる大きな窓のある間取りなど、近年ではリゾートライクでオープンなデザインの住まいも人気です。

1階に窓が多い住まいは、開放的でおしゃれですが、空き巣に狙われやすい家にもなり得るため、防犯性の高い外構づくりが重要になります。

空き巣の侵入抑止につながるセンサーライトや防犯カメラの設置、侵入者の隠れ場所になるような高い塀やフェンスを避けるなど、予算内で検討できる防犯対策を意識してみましょう。

>関連コラム:新築戸建ての防犯対策とおすすめグッズ|空き巣に狙われやすい家を防ぐコツを解説

 

⑨宅配ボックスの設置を検討

近年人気の宅配ボックス付きの玄関プラン

近年では、ネット通販の普及により宅配ボックスを玄関に設置するご家庭も増えてきています。

宅配ボックスがあると、留守中でも荷物を安全に受け取れるため外出時も便利です。

新築時に設置を迷われる場合は、門柱や玄関近くに後付けで宅配ボックスの設置が可能なスペースを確保しておくのもおすすめです。

「性能編」住み心地とランニングコストの快適化

最後に、マイホームの住み心地やランニングコスト、将来のメンテナンス性を決める、住宅性能選びのポイントを紹介します。

 

⑩エコで快適な高気密・高断熱な家

高気密・高断熱な家でつくる開放的な間取り

>京都市左京区 | 光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅

近年では、高気密・高断熱が標準仕様となっている家がほとんどですが、ハウスメーカーや工務店によって「断熱等級」の採用レベルが異なる点に注意が必要です。

特に寒暖差が激しい京都では、外気の影響を最小限に抑えられる断熱材や高性能サッシの採用した、断熱性の高い家づくりが健康&快適な暮らし欠かせません。

また断熱性の高い住まいは、冷暖房効率のいい環境づくりにもつながるため、ランニングコストの節約をお考えの方にも理想的です。

断熱等級の違いや選び方のポイントは、こちらのコラムも参考にしてみてください。

>関連コラム:「断熱等性能等級」の基準と調べ方、最高等級は?断熱等級が高い家の特徴もチェック

>関連コラム:新築住宅の省エネ基準義務化にはどう対応すべき?2025年最新の性能向上ポイントと費用対策

 

⑪全館空調や太陽光発電の検討

全館空調の家でつくる開放的な間取りと快適な暮らし

>施工事例:京都市左京区|モデルハウス|アウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅

空調管理のしやすさやランニングコストの削減をお考えで、全館空調システムや太陽光発電をご検討の方もいらっしゃいます。

全館空調は、建物全体の温度を均一に保ち、部屋ごとの温度差を解消する設備です。

また、太陽光発電は再生可能エネルギーとして、蓄電池との組み合わせによる停電時の備えとしても注目されています。

全館空調や太陽光発電は初期費用が高額なため、導入による暮らしやすさや将来的な費用対効果を十分に検討する必要があります。

>関連コラム:全館空調とは?電気代の後悔を防ぐシステム導入のメリット・デメリットと対策を解説

>関連コラム:【京都市の補助金】太陽光・蓄電池利用を促進する「京都再エネクラブ」を解説

 

⑫補助金制度や住宅ローン控除の活用

初期費用が高額になる長期優良住宅や省エネ住宅には、国の補助金や自治体の助成金制度が適用され、実質的な費用負担を抑えられる可能性があります。

断熱性能や省エネ性能に応じた条件や規模に応じた補助金・助成金を受け取るためには、申請前の情報収集や書類集めなどの準備が必要なため、早めに依頼する住宅会社に相談しておきましょう。

参考:住宅省エネ2025キャンペーン

また、一定の要件を満たす省エネ基準適合住宅を建てる場合は、所得税や住民税が控除される住宅ローン減税が受けられるため、予算内で理想の家づくりを実現させるために役立てるのがおすすめです。

参考:国土交通省「住宅ローン減税」

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>関連コラム:長期優良住宅とZEHの性能や補助金、住宅ローン控除の違い|比較時の注意ポイントを解説

 

まとめ|新築で「やりたい」を叶える理想の注文住宅

「やりたい」を詰め込む満足度の高い家づくり

>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス

はじめての家づくりでは、理想の間取りや便利な設備、憧れのデザインなどの希望がふくらむ一方、現実的な予算やプランとのすり合わせが難しく、妥協や見落としも増えてしまいがちです。

そのため「やっておけばよかった」という後悔のない新築を実現させるためには、専門家からのアドバイスも受けながら、ご家族でよく話し合い優先順位を明確にすることが大切です。

理想の家づくりがスムーズに進められるよう、ぜひ早い段階から住宅会社のモデルハウス見学会や相談会にも積極的に参加してみましょう。

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