大地震でも倒壊しない
耐震工法
●柱、梁、耐震用の金物と耐力壁で
地震のエネルギーを受け止める
柱には桧、梁には赤松、強い構造材を活用
柱や梁は家が仕上がると見えなくなることも多いのですが、三都の森では、耐震性能を高めるために、見えないところにもこだわります。
三都の森では、柱には桧を使っています。
桧は1400年前に建てられた法隆寺の柱にも使われている木材です。成長が遅く、杉の半分程度の速度でしか成長しませんが、その成長の遅さが、年輪が細かく密度が高くなるという効果を生み、強くて長持ちするという桧の特長になっています。
梁には赤松を使っています。
赤松は、曲がろうとする力がかかった時に強く、また水に強く腐りにくいという特長を持っており、地震が多く、湿気も多い日本にはピッタリの木材です。
これらの強い柱と梁とともに耐震性能を高めるのは耐力壁です。
十分な耐力壁の量と配置を考えた設計で、暮らしやすく安全・安心な住まいを実現します。
耐力壁については、耐震性能を高める設計でも紹介していますので、ご覧ください。

柱と梁をつなげる耐震用金具で倒壊を防ぐ
住宅は、柱と梁など、木材を組み合わせて作ります。
接合部には金物を使いますが、三都の森では、その金物を耐震性の高いものにすることで、より耐震性を高めています。

●だるま落としのように、
下が揺れても上は揺れない減震技術
減震を加えることで、大地震の後も暮らせる家に
大地震の後、転倒した家具や割れた食器などで、室内がめちゃくちゃになっている様子を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
耐震等級は、あくまでも家屋の倒壊を防ぎ、住む人の命を守ることを目的に制度化されたもので、その後の暮らしまで考えて作られたわけではありません。しかし、大地震の後家が無事だとしても、そこに暮らすことができなければ困るのではないでしょうか。
三都の森の家は、耐震等級+減振の家。
大地震の後でも普通に暮らせる家であることが大切だと考えています。
シンプルでも大きな効果、
シンプルだからコストがかからない
三都の森の減震は、基礎とその上の土台の間に小さな減震装置を置くだけで、大規模な免震装置のようなコストはかかりません。
この減震装置は、例えるなら「だるま落とし」。
大地震によって家の基礎が大きく揺れても、基礎と土台の間の減震装置が揺れを吸収するので、土台より上の室内の揺れを抑えることができます。



ねこ免震パッキンの
「免震メカニズム」【3要素】
➀ エンプラ&土台の摩擦係数0.2で全荷重の20%減衰【摩擦機能】
⓶ アンカーボルト変位約5mmで、2kN/本数で、100本で200kN/棟の減衰【バネ機能】
⓷ 慣性力による【絶縁効果】が加わり、300gal(震度5強)~400gal(震度6弱)に免震
耐震性能を高める設計
●耐力壁と柱の量とバランスで
暮らしやすさと耐震等級3を両立
弱くなりがちな大きな吹き抜けやリビングもプランニングの工夫で地震に強い家に
大きな吹き抜け、大きなリビング。これらは気持ちの良い空間ではありますが、柱や梁、耐力壁が少なくなるため、地震に対しては弱い作りになってしまいます。
また日の光がたくさん入る大開口の窓やビルトインガレージも同様で、柱や壁の量が少なくなるため、地震には弱くなります。しかし、家を作るときには、日の光がたくさん入る大きな窓や、家族がいつも一緒に居られる大きなリビングを希望される方は多くおられます。
三都の森では、そのご希望はきちんとお聞きしつつ、耐震等級3を実現します。
柱と耐力壁の位置と数、直下率を工夫することで最高の暮らしを実現
柱の数、耐力壁の数を増やせば、地震に強い家にはなりますが、窓が小さくなるため光も風も入りにくくなり、小さな部屋ばかりの家になってしまいます。
また1階と2階の柱と壁の位置が一致する割合である直下率を増やすことで、耐震性を高めることもできますが、これもプランニングの制約になります。しかし三都の森は、柱や壁、窓など耐震性能に関わる重要なポイントを熟知しています。
だからお客様の夢のプランを実現しながら、耐震性能3の住宅を建てることができるのです。

