子育て世帯に理想の間取りと設計アイデア5選|平屋と2階建てではどっちが暮らしやすい?

子育て世帯に人気の間取りと設計のコツ

新築を建てるなら、ご家族やお子様の将来を考えて、今より子育てしやすい間取りを検討したいという方も多いですよね。

ご家族の安心を守り、お子様の成長を支える、理想の暮らしを実現させるためには、子育てに便利な動線や過ごしやすい空間づくりが大切です。

今回は、子育て世帯に人気の間取り実例を参考にしながら、おすすめプランや設計のコツを解説します。

平屋と2階建てでお悩みの方にも分かりやすい「暮らしが見える間取り図」も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

このコラムのポイント
  • 子育てしやすい間取りをつくるなら、家事効率を高める動線やお子様の成長を見守れる柔軟な空間の検討が大切です。
  • 家事や育児にちょうどいい平屋や2階建て間取りの特徴も押さえて、ご家族に合ったプランを選びましょう。
  • お子様やご家族の快適で健康的な暮らしのために、収納デザインや自然素材の活用にもにこだわりましょう

 

子育てしやすい間取り選びの条件

子育てしやすい理想の間取り選びの条件とは

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)

子育て家庭向きの間取りでは、お子様の満足だけでなく、家事や育児をする親側の負担も改善されることが重要です。

また、家族間でのつながりやお互いのプライバシーにも配慮した、将来性のある柔軟な家づくりが求められます。

 

ゆとり時間を増やす「短い家事動線」

料理や洗濯作業にかかる移動の手間を軽減させる、家事動線の短い間取りでは、お子様やご家族との時間を大切にできる暮らしが実現しやすくなります。

例えば、キッチンとランドリールームを近接させた間取りは、調理の合間に洗濯物を干したり、食器の片付けをしながらお子様のお手伝いを見守ったりするのに便利です。

また、子育て中の共働き夫婦やお子様の教育にも役立つ、時短・家事シェアを気軽に促しやすい間取りとしても、短い動線づくりのメリットは注目されています。

ご家族の様子が見える「開放的なレイアウト」

特に、まだ小さなお子様がいるご家庭では、親子がどこに居てもお互いの様子や気配が伺える間取りが理想的です。

将来的には、リビングから離れた位置や2階に個室を設ける予定のご家族でも、新築の際、リビングやキッチンから近い場所に、畳コーナーや小上がりのキッズスペースを設ける場合があります。

キッチンやランドリールームを行き来する家事の途中でも、お互いに顔を合わせやすい見通しのいいリビング中心の間取りなら、お互い安心して遊びや作業に集中できます。

また、開放的で程よい距離感が保たれる間取りは、コミュニケーションしやすい環境づくりにおいてもメリットです。

生活の変化に対応する「フレキシブルな設計」

子育て世帯の家づくりでは、お子様の成長やそれに伴うライフスタイルの変化にも対応する柔軟な間取りづくりが大切です。

将来、お子様が自分の部屋を必要とする時期を迎えたら、すぐに子ども部屋を確保できるよう、設計時から間仕切りや個室を計画しておくとスムーズです。

例えば、お子様が何人増えるか分からない場合でも、3~4人家族に選ばれる3LDK前後の間取り+リビング続きのキッズスペースがある間取りなら、お子様の人数や年齢、ご家族の使い勝手に合わせて対応できます。

>関連コラム:5人家族のための新築間取りポイント|30~40坪台で叶える理想のレイアウトと実例

 

【実例】子育て世帯に人気の間取りアイデア5選

それでは実際に、三都の森が手掛けた新築実例の中から、子育て世帯におすすめの設計アイデアを5つ紹介します。

快適な動線や空間、収納など、ご家族のライフスタイルやご希望に合わせて優先順位をつけたプランニングで、ぜひ理想の住まいを実現させましょう。

 

①混雑や衝突を避ける回遊動線の確保

忙しい時間帯の混雑や衝突が回避できる広々とした回遊性のある間取り

>京都市左京区 | 光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅

ご家族の人数が多い住まいでは、朝夕の忙しい時間帯にキッチンや洗面所、トイレなどの水回り動線での混雑や衝突を避ける、回遊性のある間取りがおすすめです。

実例のようなアイランドキッチンを中心としたLDKは、家族団らんや友人とのホームパーティーにもぴったりの自由で開放的な間取りです。

キッチンからどこへでも行ける、どこからでもキッチンに向かるオープンな空間デザインなので、料理をしながらのコミュニケーションやお子様のお手伝いも自然に習慣づけられます。

②家事負担を減らす洗濯動線の集約化

洗濯家事の負担を減らす便利なランドリールームと水回り集約設計

>施工事例:京都市左京区|新築|S様邸

家事と育児を同時進行で効率的に進められる、水回りの集約間取りも便利です。

例えば、実例のような洗面脱衣所すぐのトイレ配置なら、家事や身支度をしながら、そばでお子様の自立や成長を見守れるため、お互いの不安や手間も解消されます。

また、洗面脱衣所と一体型のランドリールームは、作業工程の多い洗濯家事を1か所で仕上げられる人気の間取りです。

洗濯室とファミリークローゼットを隣接させれば、洗濯から収納まで移動なしで進められる、忙しい子育て世帯の時短・家事楽につながる高効率な間取りの完成です。

>関連コラム:間取りの使い勝手は水回りで決まる|家事動線にこだわる便利でおしゃれなレイアウト

 

③いつでも見守れるキッズスペースの併設

お子様の様子を見守れるリビング続きの便利な畳コーナー

>施工事例:京都市北区|新築|E様邸

リビング続きの畳コーナーや小上がりなど、お子様の遊び場やお昼寝場所として便利なキッズスペースを設けるのもおすすめです。

日本人の肌に馴染む和のデザインは、子育て世帯にも人気で、和モダンで落ち着くおしゃれな空間として、趣味やストレッチなど、ご家族も自由に利用できます。

親がキッチンやリビングから見守れて、お子様も安心して過ごせるキッズスペースは、将来仕切りをつけて個室にすることも可能です。

>関連コラム:リビングに畳コーナーをつくるメリット・デメリット|おしゃれな間取りで後悔しない設計ポイント

 

④ご家族の使い勝手を考えた収納設計

使い勝手が良くおしゃれな土間玄関の収納設計

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

実例のような土間続きの玄関収納は、ベビーカーに乗るお子様がいる世帯から、部活動で使う荷物を持ち帰る中学生以上のお子様がいる世帯まで幅広く人気です。

土間収納は、アウトドア用品などの大きな荷物を置くのにも便利で、壁面収納のあるシューズクロークや、そのまま洗面脱衣所とつなげることで、便利で衛生的な帰宅動線が完成します。

お子様やご家族の使い勝手や収納するものの種類に合わせた、棚やハンガーパイプを造作設計すれば、いつでもすっきりと片付いた玄関を保つのにも役立ちます。

>関連コラム:ファミリークローゼットで後悔しない対策のコツ|家事効率を高める設置ポイントと間取り実例

 

⑤将来性のある子ども部屋の間仕切り方法

将来的には別々の部屋に分けられるオープンな空間設計

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

子ども部屋は、お子様の年齢や性別に合わせて柔軟に仕切り方を決められるように設計しておくことをおすすめします。

例えば、実例のようにまだお子様が小さいうちは、兄弟姉妹で一緒に過ごせるオープンな部屋にしておき、成長に合わせて仕切りをつくる方法も検討してみましょう。

また子ども部屋は、お子様が独立後も書斎や趣味室として使いやすいよう、4〜6畳前後の広さにしておくと便利です。

>関連コラム:新築でやっておけばよかったこと12選|後悔しない間取り・設備・外構・性能選びのポイント

 

平屋と2階建てのおすすめ間取り例

平屋と2階建てにおすすめの間取りの紹介

>Gardens Village京都岩倉幡枝西 North

子育てしやすい間取りを考える際、平屋と2階建てで迷われる方も多くいらっしゃいますが、それぞれの魅力を活かせるかどうかは、ご家族の人数やライフスタイル、将来性によって変わってきます。

ここでは、3~4人家族にちょうどいい延床面積30~40坪で実現する、平屋と2階建てをベースにした間取りの特徴と暮らしの魅力を紹介しますので、ぜひ理想の家づくりの参考にしてみてください。

 

フラットな生活・家事動線が快適な「平屋」の間取り例

子育てしやすい平屋の間取りポイント(間取り図)

>Gardens Village京都岩倉幡枝西 North

敷地面積166.68㎡(約50坪)に延床面積89.32㎡(約27坪)の平屋+ロフトのある間取り実例です。

床面積約20坪の平屋に、約7坪のロフトを設計した間取りなので、将来お子様が独立した後やご家族が年をとってからは平屋として暮らせます。

回遊性のあるキッチン&ダイニングや、開放的な吹き抜けがおしゃれなLDKと寝室など、フラットで効率的な生活・家事動線と広い視界が魅力の平屋プランです。

子育てしやすい平屋+ロフトが便利な住まい(間取り図)

>Gardens Village京都岩倉幡枝西 North

平屋だけでは部屋が足りないというご家族には、ロフトがおすすめです。

実例では、ロフトホールを活かしたスタディコーナーと3.7畳のコンパクトな子ども部屋を設けた間取りで、将来は収納や来客用の部屋として活用できます。

子育て世帯におすすめの平屋の間取り例

  • 間取り:1LDK(+ロフトに2部屋)
  • 収納:適材適所に配置された、玄関収納やウォークインクローゼット、パントリーなど
  • 動線:洗濯家事に便利な集約動線やキッチン周りの回遊動線が便利

 

ご家族のプライバシーを大切にした「2階建て」の間取り例

平屋のように暮らせる1階ベースの2階建て間取り(間取り図)

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)

延床面積120.28㎡(約36坪)の2階建て+ロフトを設けた間取り実例です。

子育てしやすい2階建て間取りの快適なプライベート空間(間取り図)

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)

将来、お子様のプライバシーをしっかり守るための子ども部屋を確保。

部屋にクローゼットを設ける場合は、約5畳からのゆとりある広さを検討してみましょう。

ロフトのスカイルームがおしゃれな2階建て間取り(間取り図)

>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)

広い土地が確保できない場合でも、効率的に床面積を広げられる2階建てにロフトをプラスして、ご家族が増えても対応できる間取りに仕上げました。

2階とつながるロフトは、子ども部屋と同じ広さ(約5畳)のスカイルームとして、お子様やご家族が自由に使えるシンプルで開放的な空間にしています。

ロフトは、将来収納が増えた場合だけでなく、お子様の人数が多いご家庭が子ども部屋を増やしたい場合にもおすすめです。

子育て世帯におすすめの2階建ての間取り例

  • 間取り:3LDK(+ロフトに2部屋)
  • 収納:土間収納や寝室・洗面&バスルームにつながるウォークスルークローゼット
  • 動線:シューズクロークのある帰宅動線と来客動線を分けた玄関が便利

 

>関連コラム:2階建てと平屋のメリット・デメリットを比較|後悔のない間取りを選ぶポイントは?

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子育て世帯が笑顔で過ごせる家づくりのポイント

子育て世帯が笑顔で過ごすための便利で楽しい家づくり

>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス

最後に、子育て世帯が長く快適に暮らすために押さえておきたい、間取り設計や空間づくりのポイントを紹介します。

ご家族全員が快適に子育てを楽しめる、自由で効率的、おしゃれなマイホームをじっくり検討していきましょう。

 

用途に合わせた設計とアクセスのいいレイアウト

子育てしやすい間取りを考える時には、育児に便利な水回り動線や子ども部屋の広さや数がまず気になってしまいがちです。

しかし、ご家族との時間や来客時の満足度を高めるためには、リビングの広さやレイアウトも重要になってきます。

例えば、前に紹介した畳コーナーや小上がりを設ける場合は、広さ約18~20畳以上のリビングが理想的で、時期や用途に合わせていつでも仕切れる設計にしておくと便利です。

またリビングを中心に、どの部屋にもアクセスしやすい直結動線をつくることで、壁やドアにかかるコストや廊下の床面積が節約でき、その分必要な部屋の広さや内装に貢献できます。

理想の間取りはベストな土地探しから

子育てにいい充実した間取りをつくるためには、まず理想の条件が実現する土地を選ぶことが大切です。

選ぶ土地の条件や立地環境によっては、予定していた間取りが建ぺい率・容積率や方角の関係で適用できない場合もあるため、ご家族のご要望を共有したプロの立ち合いのもと土地探しを進めるのがおすすめです。

特に、平屋をご希望の場合は、2階建てを選ぶ場合と比べて、単純に約1.5~2倍の広さの敷地が必要になるため、家づくりの早い段階から専門家に相談しておくようにしましょう。

自然素材を取り入れた快適・健康住宅

これからお子様と過ごす安心・安全なマイホームをお考えなら、間取りやデザインだけでなく、そこに住むご家族の健康にも配慮した家づくりが大切です。

無垢材や漆喰、珪藻土を使った自然素材の住まいでは、シックハウス症候群の原因となる化学合成物質が排除できるため、アレルギーや喘息が気になるお子様やご家族にも優しい環境が実現します。

三都の森が提供する高性能な健康住宅では、優れた調湿効果や柔らかくて温かい天然素材の魅力に触れながら、健やかで心豊かなお子様の成長を見守れます。

>関連コラム:京都で理想の平屋30坪の住まい|建築価格や土地条件、間取りづくりのポイントを解説

>関連コラム:平屋に必要な土地の広さと坪数の選び方|4~5人家族に最適な間取りは何坪?

>関連コラム:新築注文住宅でアレルギーを防ぐ自然素材の家を選ぶ|シックハウス対策の必要性と有効な方法

 

まとめ│理想のマイホームは子育てしやすい間取りで実現

子育てしやすい間取りを憧れのマイホームで実現

>施工事例:京都市左京区|モデルハウス|Bayern-S

家事や育児に忙しい子育て世帯が、時間や心に余裕を持てる快適な暮らしを実現するためには、ご家族のライフスタイルや将来設計に応じた、自由な間取り設計が大切です。

家事効率を高める動線や収納、フレキシブルな空間づくりなど、ご家族での検討が必要なポイントも多くあるため、ご希望をまとめたチェックリストなどを参考にプランニングを進めていきましょう。

三都の森では、ご家族の安心と快適な暮らしに寄り添うトータル設計で、理想の品質や性能、こだわりをカタチにしていきます。

ぜひ、ご一緒に「ご家族が笑顔で暮らせる家」を実現させましょう。

 

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