玄関すぐリビングのメリット・デメリット|目隠しアイデアやおしゃれな直結間取りの実例

玄関すぐリビングのおしゃれで便利な設計ポイント

近年、玄関を入るとすぐにリビングが広がる、開放的でおしゃれな間取りが人気です。

リビングが玄関に近いとプライバシー性が心配という方もいらっしゃいますが、仕切りやレイアウトの工夫次第で、視線をうまく遮る理想の間取りがつくれます。

今回は、動線の効率化やスタイリッシュな間取りづくりに役立つ「玄関すぐリビング」のメリットやデメリットの対策アイデアを解説します。

玄関からリビングの位置や動線が分かる実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

このコラムのポイント
  • 玄関直結リビングは、帰宅後や来客迎え入れの動線が短く、家に入ってすぐオープンな視界が楽しめる間取りです。
  • 仕切りやレイアウトを工夫したプライバシー対策や冷暖房設備の効率化など、安全で快適なプランを検討していきましょう。
  • 土間玄関や壁面収納を活かして、くつやアウターもすっきり片付くスタイリッシュな空間づくり目指しましょう。

 

玄関すぐリビングをつくるメリット

玄関入ってすぐのリビングが人気の理由

>施工事例:京都市左京区|新築|S様邸

玄関入ってすぐにリビングが広がる間取りにはホールや廊下がない分、床面積を居住スペースに最大限活用できるのが特徴です。

まずは、玄関直結リビングのメリットを見てみましょう。

 

玄関に入ってからの景色が開放的

玄関すぐにリビングがある間取りは、ドアを開けて広がる開放的な視界が魅力です。

ご家族や友人が集まるおしゃれなリビングが玄関から近いと、帰宅後の安心感や来客を歓迎するムードが高まります。

また、玄関からリビングの間に通路を設ける必要がなくなるため、床面積を広々と活用できるのも便利です。

玄関からリビングが近くて便利

通常、玄関とリビングの間にホールや廊下を設ける場合、外出時や帰宅後に通路の行き来やドアの開け閉めが必要になります。

例えば、小さなお子様を連れて出掛ける際や買い物から帰った後などに、狭い廊下やドアのある通路を通るのはストレスになる場合もあります。

荷物の持ち運びが楽で日常生活が便利な間取りをつくるためには、目的地までスムーズに最短で行ける動線づくりが大切です。

その点、玄関すぐリビングはご家族の利便性や快適性を考えた、シンプルで機能的なレイアウトです。

仕切りやドアの施工費用が抑えられる

廊下のない直結間取りの場合、玄関やリビングに仕切りやドアを設ける必要がないので、建具や壁にかかるコストを節約できるのもメリットです。

施工費用が抑えられれば、予算オーバーの回避につながるのはもちろん、浮いた資金をインテリアや照明などの内装にも回せるようになります。

>関連コラム:東玄関のおしゃれな間取り成功ポイント|平屋にもいい日当たり・動線・レイアウト設計のコツ

>関連コラム:南玄関の間取りで家事動線を最適化|35~40坪の注文住宅プラン5選

 

玄関すぐリビングのデメリットと対策方法

玄関すぐリビングのデメリットと対策アイデア

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

続いて、玄関すぐリビングのデメリットや、快適に暮らすための対策方法もしっかりチェックしておきましょう。

 

外からの視線が気になる

玄関近くにリビングを配置することで考えられるデメリットは、外から家の中の様子や暮らしぶりが丸見えになってしまうことです。

ご家族のプライバシーや安心感を守るためには、玄関から直接リビングが見えないよう、目隠し用のパーテーションや格子、ロールスクリーンやカーテンを活用するのがおすすめです。

後付けを避けたい場合は、新築の際に玄関の正面に壁を1枚設置したり、リビングがオープンになり過ぎないようレイアウトを工夫したりする方法があります。

なお玄関正面に壁を設ける場合は、テレビ掛けやウォールシェルフとしてアレンジするのもおしゃれです。

冷暖房効率が悪い

玄関とリビングの間に廊下やドアをつくらない場合、外からの冷気や暖気が直接屋内に流れ込み、冷暖房効率が下がりやすくなる可能性があります。

また玄関ドアや窓の断熱性能が低いと、リビングも外気の影響を受けやすくなります。

住まい全体の気密性や断熱性を高めることはもちろん、玄関すぐリビングを選ぶ場合は特に、高断熱な家づくりを意識することが大切です。

間取りによっては、リビングと玄関の間に断熱性の高いロールスクリーンやカーテンを設置することで、温度管理しやすくなるケースもあるため、設計時に相談してみましょう。

玄関まわりに収納を設けにくい?

玄関直結リビングの場合、居住スペースから玄関まわりがオープンになってしまうため、シューズクロークなどの収納がつくりにくい場合があります。

対策としては、土間玄関の一角にリビングからは見えない収納スペースを設けたり、目隠し兼収納棚を活用したりするのがおすすめです。

まずは、ご家族で玄関まわりに収納したい荷物の量や種類を確認して、使い勝手やデザイン性のいい収納スタイルや適切な広さを検討してみましょう。

>関連コラム:シューズクロークのある玄関収納実例5選|理想の広さや動線のポイントを解説

 

玄関直結リビングの成功実例

それでは実際に、動線の距離やつながりが分かる玄関⇔リビングの間取り実例を紹介します。

ご家族のライフスタイルやお好みに合う間取りづくりの参考にしてみてください。

 

家族や来客を迎え入れるオープンな間取り

家族や友人を温かく迎え入れる玄関すぐリビングの実例

>施工事例:京都市左京区|新築|M様邸

玄関ドアを開けると、吹き抜けのあるリビングダイニングが、ご家族やお客様を迎え入れる開放的な間取りの実例です。

コンパクトなホールや収納がある玄関からは、すぐリビングやダイニングの様子が分かるため、ご家族とのコミュニケーションもスムーズです。

また、オープンなリビング階段を取り入れたことで、お子様が2階に上がる際も自然と顔を合わせられる間取りに仕上がっています。

日常生活に便利なLDK直結レイアウト

玄関すぐキッチン・リビングダイニングの実例

>施工事例:京都市左京区|新築|M様邸

玄関を入って一直線上にキッチン、左に洗面所などの水回り、右に開放的で明るいリビングを設けた間取りです。

玄関から、ダイレクトにLDKはもちろん水回りともつながる間取りなので、買い物後や部活帰りなど、ご家族やお子様の状況に合わせて、帰宅動線が変わる場合にも便利です。

通路のみの役割を果たす廊下がない分、広々とした空間と利便性の高い最短動線が確保できました。

朝夕の忙しい時間帯の混雑を防ぐために、通路幅を広くしているので、玄関まわりに動線が集中していてもストレスなく、外出前の身支度や帰宅後の片付けが完了します。

目隠しの工夫で空間を効率的にゾーニング

L字レイアウトで間仕切りなしのおしゃれな目隠しアイデア(間取り図)

>Gardens Village京都岩倉幡枝西 North

ウォークスルータイプのシューズクロークがあるご家族のための動線と、来客動線を分けた2WAY玄関の間取り図です。

玄関から角を曲がった位置にリビングをレイアウトしているため、廊下や仕切りがなくても、外からの視線が直接屋内に入らない設計になっています。

玄関からワンルームのような開放感が楽しめる間取りとはまた違う空間設計ですが、動線の短さを保ちつつ、ご家族のプライバシーも守られるレイアウトとして、おすすめです。

>関連コラム:広いリビングの高性能な間取り実例|20畳以上のおしゃれなレイアウト

 

玄関すぐリビングのおしゃれな仕上げ方

玄関すぐにおしゃれなリビングをつくるコツ

>施工事例:京都市左京区|新築|H様邸

最後に、玄関すぐリビングでこだわりたい、目隠しやインテリアのおしゃれな仕上げ方のコツを紹介します。

間仕切りアイテムを工夫する

リビングの目隠しとして、パーテーションや壁、格子、またロールスクリーンやカーテンを設置する場合は、住まいのインテリアに合わせた素材や色、デザイン選びが大切です。

例えば、和モダンな木の家には、無垢材を使ったウォールシェルフや透過性のある格子の目隠しもおしゃれです。

また、ロールスクリーンやカーテン、引き戸は、季節や状況に応じて自由に開閉できるのがメリットで、玄関の向きや間取りによってプライバシー性や空調管理が心配な場合は検討してみましょう。

玄関まわりのインテリアや収納にこだわる

玄関とリビングをつなぐ場合は、屋内のインテリアテイストに合わせた玄関マットや植物、アートを飾ることで、おしゃれな印象のエントランスが実現します。

また、玄関まわりがくつや荷物で散らかってしまうと、せっかくのスタイリッシュなリビングも台無しです。

そのため、玄関にちょうどいい広さの収納スペースの確保や、片付けやすい棚やハンガーパイプの造作など、荷物の量や種類、ご家族の使い勝手に合わせた設計が必要です。

例えば、玄関にベビーカーやアウトドア用品を片づける場合は、床に直接置ける土間収納を、くつやアウターを整理しやすくオープンにしておきたい場合は、壁面収納を検討してみましょう。

>関連コラム:京都らしい土間玄関や土間収納がある間取りの魅力|便利な活用方法7選と注意ポイント

>関連コラム:コンパクトな平屋の魅力と設計ポイント|20~30坪の間取りでつくる2~4LDKの快適実例

 

まとめ│玄関すぐリビングが便利でおしゃれな家づくり

玄関すぐリビングの便利でおしゃれな間取りづくり

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広いリビングをご希望の方や来客が多いご家庭には、空間の有効活用や生活・家事動線の効率化に役立つ、玄関すぐリビングがおすすめです。

外からの視線が家の中まで届く可能性や冷暖房効率、玄関・リビング収納の課題を解消することで、開放感がおしゃれなマイホームでの快適な暮らしが実現します。

家づくりの知識や実績・経験豊富なプロのアドバイスや意見も参考にしながら、ご家族にとって理想的な間取りプランを完成させましょう。

三都の森では、お客様のご要望やライフスタイルに合わせたベストな間取りのご提案、資金計画や土地探しのサポートもしております。

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