東玄関のおしゃれな間取り成功ポイント|平屋にもいい日当たり・動線・レイアウト設計のコツ
新築マイホームを建てるなら「玄関の位置や方角にもこだわりたい」という方も多いでしょう。
玄関は、出入りの快適性だけでなく、外観の印象やアプローチとの調和に関わるデザイン性も重視される部分です。
今回は、注文住宅で人気の明るい「東玄関」に注目して、おしゃれで便利な間取りづくりの魅力や押さえておきたいポイントを解説していきます。
東玄関の特徴はもちろん、おすすめの動線やレイアウト設計が分かる実例も紹介しますので、ぜひ理想の家づくりの参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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目次
東玄関の間取りのメリットと設計ポイント
自由設計で注文住宅を建てる場合、玄関の位置を決めることで、その方角に適した間取りや暮らしが見えてきます。
東玄関は、朝日がたっぷりと取り込める方角なので、通勤・通学時に心地良い光を浴びられるのが特徴です。
まずは、東玄関の間取りで得られるメリットと設計ポイントを見てみましょう。
心地いい朝日が降り注ぐ間取り
東玄関の住まいは、ドアや窓から明るい朝日が取り込めるため、爽やかで健康的な1日のスタートを切りたいというご家族におすすめです。
朝日が昇る方角に玄関をつくることで、自然光がたっぷり入る気持ちのいいエントランスが完成します。
冬の朝に暖かい光が取り込める点や、夏の直射日光や西日が避けられる点において、室内の温度管理がしやすいのも大きなポイントです。
リビングダイニングの南向き配置
東玄関の間取りでは、南側にまとまった空間が確保できるため、広々としたリビングや明るいキッチンダイニングをつくりたいというご家族にもぴったりです。
東向き・北向きに玄関をつくれば、日当たりのいい南向きに、ご家族が集まるリビングを配置しやすく、自然光が住まい全体に届く効率的な間取りが実現します。
庭やウッドデッキとつながる開放的な南リビングのある間取りは、心地の良い風や京都の美しい景色を楽しむ暮らしをつくる上でも理想的です。
玄関を明るくおしゃれに魅せる工夫
東玄関は、朝早くから明るいエントランスをつくるのに適した間取りですが、南玄関のように長い時間自然光を取り込むのは難しいため、通常午後からは照明が必要になります。
しかし、玄関に吹き抜けを設けたり、南向きの壁に窓を設置したりすることで、昼からも十分な採光を確保できる、おしゃれな空間に仕上げることも可能です。
日当たりや風通しのいい玄関なら、湿気がこもりにくく通気性のある、明るく使い勝手のいい収納をつくる際にも役立ちます。
>関連コラム:シューズクロークのある玄関収納実例5選|理想の広さや動線のポイントを解説
東玄関の間取りのデメリットと対策プラン
東玄関は、他の方角と比べてデメリットの少ない間取りです。
西・南・北向き玄関の特徴ともよく比較した上で、東玄関のデメリット対策も施した、納得のいくプランを検討してみましょう。
他の方角との違いをチェック
東玄関をつくる場合、まずは他の方角の特徴を知り、それぞれのプランを比較することも大切です。
西玄関の特徴:
東玄関のちょうど反対向きになるため、午前中は陽の光が入りにくく、午後からは西日が入りやすい玄関に仕上がります。
南玄関の特徴:
四季を通して、最も長時間明るい玄関が保てる方角です。
ただし、日当たりのいい南向きにリビングをつくる場合は、玄関との兼ね合いでレイアウトや広さ設計などに工夫が必要です。
>関連コラム:南玄関の間取りで家事動線を最適化|35~40坪の注文住宅プラン5選
北玄関の特徴:
日当たりが不十分で、冬場は寒さ対策が必要になることが多い方角です。
一方、夏場は気温が上がりにくく涼しい環境が保てます。
上記、方角の他にも、近隣の建物の高さや道路からの見え方なども、快適な玄関の環境づくりに影響するため、立地や近隣住宅の特徴を確認しておくことも大切です。
まぶし過ぎる朝日への対策
朝日の差し込みにより玄関がまぶし過ぎる場合は、ドアや窓のガラス面に遮光シートを施したり、カーテンやブラインドで調節したりする方法があります。
他にも、植栽を利用して日差しを和らげる方法も効果的です。
注文住宅では、建築設計のプロに相談して、まぶしい光が直接差し込まない窓の配置やデザインを検討してもらうのもおすすめです。
午後からは照明が必要になる
午前中の日当たりが良好な東玄関ですが、午後からは照明が必要になるため、快適な空間を保つためのプランを検討しておきましょう。
例えば、自然光に近い色合いの照明や、無垢のフローリングや珪藻土の壁を優しく照らす間接照明やダウンライトなどもおしゃれです。
調光機能付きの照明なら、時間帯や用途に合わせて明るさが調節できます。
ご家族のお好みや玄関の雰囲気に応じて、適切な照明を検討してみましょう。
東玄関のおしゃれで快適な間取り実例
三都の森が手掛けた自然素材の注文住宅実例を参考に、東玄関の特徴を活かしプランの間取りやデザインを見てみましょう。
生活・家事動線の工夫やレイアウト設計のポイントも参考にしてみてください。
冬の朝も明るく暖かい東玄関の間取り
日当たりのいい東玄関のある住まいでは、寒い冬の朝でも明るい日差しを浴びて、気持ちのいい1日がスタートできます。
玄関すぐにリビングをレイアウトすれば、朝日が昇ると同時に自然光が家全体を暖かく包み込みます。
実例のように、東玄関をワイドに設計することで、ドアを開けると、爽やかな朝日が東向きの間取り全体に届けられるのがポイントです。
冬でも暖かい光がたっぷりと取り込める間取りは、冷暖房効率が高く、結露によるダニやカビの発生が抑えられるのも大きな魅力です。
夏の直射日光や西日から守られる東玄関
東向きに玄関を配置することで、ご家族やお客様が出入りするエントランスが、夏のまぶしい直射日光や強い西日から守られます。
南向きや西向きでは、夏場は特に玄関に湿気や熱気をこもらせないための対策が必要になりますが、東玄関では四季を通して快適な環境を保てるのが魅力です。
>関連コラム:京都らしい土間玄関や土間収納がある間取りの魅力|便利な活用方法7選と注意ポイント
また、南向きや西向きは玄関のドアや床の劣化が進みやすい問題もあるため、玄関の美しい外観を長く保つためにも東向きのアプローチがおすすめです。
平屋に明るい光を取り込む効率的な東玄関
周辺の建物や立地環境によっては、十分な採光や通風が取りづらい平屋ですが、効率的に明るい日差しが取り込める東玄関なら、朝から明るい間取りを確保しやすいのが魅力です。
平屋の勾配天井を活かした吹き抜けや、空間の高い位置に窓を設けることで、プライバシー性を確保しながら、快適な日当たりや風通しが得られます。
南北のゾーニングにこだわる東玄関のレイアウト
東玄関を中央に配置して、日中の日当たりがいい南側にリビングを中心にしたパブリックスペースをレイアウトして、窓の少ない北側に水回りや個室のあるプライベートスペースを設置した実例。
キッチンの近くに身支度に便利な水回りや、忙しい朝の作業中でも気持ちよくご家族を送り出せる玄関を集約させ、スムーズに動きやすい動線を確保しました。
暮らしの機能を南北でゾーニングしたり、玄関回りに集約させたり、各方角の特徴を活かしたメリハリのある間取りができるのも東玄関の魅力です。
理想の「東玄関」間取りを成功させるコツ
最後に、理想的な東玄関の間取りづくりを成功させるために押さえておきたい、プランニングのコツを紹介します。
土地探しでは立地条件をチェック
理想的な東玄関のある間取りを実現させるためには、それに適した土地選びが欠かせません。
土地探しの段階で、ご家族の希望に合わせた間取りのイメージをある程度固めておき、実際の土地で実現可能かどうかを事前に確認することが大切です。
特に時間帯ごとに変わる日当たりや人通りの多さ、近隣住宅や建物から受ける影響をチェックしておくことは、玄関の位置や向き、デザインを決める上で重要です。
また土地の建ぺい率や容積率といった、その敷地で実際に建てれられる建物の大きさなどの条件も間取りづくりに影響するため、建築設計のプロに詳しい内容を相談しておきましょう。
家族構成に応じた広さ・動線設計
東向きの注文住宅を建てる場合、家族構成に応じた広さ選びはもちろん、ご希望のライフスタイルに合わせた玄関からのスムーズな動線設計が重要です。
例えば、小さなお子様がいる場合におすすめの、シンプルで利便性の高い「玄関すぐリビング」や「玄関まわりの水回り配置」なども朝日が届きやすい人気の間取りです。
収納の効率的な配置
朝まぶしい東玄関に収納を設ける場合、設置スタイルや配置に工夫が必要です。
お気に入りの靴やアウターが日焼けによって、色があせたり傷んだりしてしまわないよう、玄関横のシューズクロークにドアやカーテンを付けるのもおすすめです。
また、陽の光が直接届かないデッドスペースを収納として活用するのもいいでしょう。
プライバシーへの配慮
東玄関や南玄関といった一般的に人気の方角は、車や人通りのある道路に面している場合が多く、外からの視線が玄関から屋内に入り込まないようにする必要があります。
玄関前に塀や植栽などの目隠しを施したり、必要であれば他の方角を検討してみるのもおすすめです。
また、近隣住宅の玄関や窓の位置を把握しておくことで、開閉時に顔を合わせて気まずくなるといった状況を避けられるようにしておきましょう。
まとめ│東玄関の間取り対策で明るく快適、おしゃれな暮らし
気持ち良い朝の光を浴びながら、1日のスタートが切れる東玄関の間取りは、明るい南リビングの確保や、直射日光・西日を回避できる理想的なプランです。
ご希望の間取りが実現するかどうかは、土地の条件や近隣の環境によっても変わってきます。
そのため、家づくりの早い段階から建築設計のプロに、ご家族の要望や理想の暮らしを共有、相談しておくことが大切です。
ぜひ、ご家族のライフスタイルにフィットする快適な間取りのマイホームを手に入れましょう。
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