新築戸建ての防犯対策とおすすめグッズ|空き巣に狙われやすい家を防ぐコツを解説

新築戸建てが狙われやすい理由と防犯対策のポイントを解説

戸建ては、マンションなどの共同住宅よりも侵入強盗・窃盗が多い傾向のため、新築をご検討の際は、セキュリティ面にも配慮したプランニングが大切です。

今回は、注文住宅に防犯対策が必要な理由と、空き巣を防ぐための設計ポイントやセキュリティ強化アイテムの活用方法を解説します。

戸建てのデザイン性を損なわず、安全性の高いマイホームに仕上げるためのコツも紹介しますので、ぜひこだわりの新築実現にお役立てください。

 

このコラムのポイント
  • 空き巣が狙いやすい戸建ての特徴を知り、適切な防犯対策を検討していきましょう。
  • 玄関や窓、外構など場所に応じた防犯対策の工夫やポイントを解説します。
  • 家づくり予算や立地環境に合わせた防犯設備の導入で、無理なく空き巣対策ができるマイホームを手に入れましょう。

 

新築戸建ては空き巣に狙われやすい?

新築戸建てはマンションよりも空き巣に狙われやすい?

>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス

新築時は、住まいの機能性やデザイン性だけでなく、防犯性もしっかり見直したいですよね。

警察庁の「住まいる防犯110番」では、令和5年の戸建て住宅への侵入窃盗の総数は13,490件と、マンションなどの共同住宅に比べて約3倍多い結果が示されています。

そのため、新築マイホームをご検討の際は、まず戸建てが狙われやすい理由や対策をしっかり理解しておくことが大切です。

 

狙われやすい家の特徴

新築の場合、一般的に最新の防犯設備が整っているため空き巣に狙われにくいと思われがちです。

しかし、留守が多いご家庭や戸締りの意識が低い地域、外構の仕上げ方によっては、「侵入しやすい家」と判断されてしまう場合があります。

空き巣に狙われやすい家の特徴

  • 留守が多いご家庭・留守が分かりやすい外観
  • 無施錠が多い・換気窓を開け放していることが多い
  • セキュリティ意識が低く見える家(防犯グッズの設置がない)
  • 近所づきあいが見られない家
  • 高い塀がある外構・植栽が多い庭(外からの見通しが悪い)

 

空き巣は、侵入に時間や手間をかけることを嫌うため、玄関や窓のカギをかけない習慣があるご家庭や留守が多い家などは特に狙われやすいと言われています。

実際の被害事例

戸建てに多い侵入経路は以下の通りです。

「無締り」:
マンションなどの共同住宅と同様、戸建ての侵入手口第1位は「無締り」で、全体の約46%を占めています。玄関や窓の施錠習慣がない、カギの締め忘れなどによる被害が発生しています。特に戸建てのドアや窓は侵入口となる割合も高いため、日頃から短時間の外出でも戸締りを心掛けることが大切です。

  • 1位:窓(約55%)
  • 2位:表出入口(約20%)
  • 3位:非常口(約0.1%)

 

「ガラス破り」:

次に、「ガラス破り」が全体の約36%を占める割合で発生しています。

特に戸建ての場合は1階の窓や勝手口など、侵入者に狙われやすい場所が多く、施錠していても防犯性能が低い場合は、強引に侵入されるケースに注意が必要です。

 

「合かぎ・ドア錠破り」:
無締りやガラス破りの次に多い侵入手口は、合かぎやドア錠破りです。

それぞれ、全体の約2.5~2.6%の割合で発生しているため、カギの管理や玄関や窓の補助錠を活用した防犯対策を見直しましょう。

参考:警察庁|住まいる防犯110番

 

新築に必要な防犯対策とは

新築時は、「物理的」「心理的」「環境的」な観点から防犯対策を考えてみましょう。

例えば、物理的な対策として、ガラス破りを防ぐ防犯ガラスや面格子、シャッターなどの取り付け、防犯フィルムや補助錠の活用がおすすめです。

また、心理的な対策では、侵入者に「目立つ」「時間・手間がかかる」と思わせる工夫が必要です。

そのため、塀や植栽で建物を覆い過ぎない、歩く度に音がする砂利道を採用するなど、空き巣の侵入経路を見直した環境・外構づくりにも注意してみましょう。

 

戸建てに効果的な「場所別」防犯対策

効果的な防犯対策のポイント

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それでは、具体的に新築を建てる際に検討しておきたい、場所ごとにおすすめの防犯対策について見ていきましょう。

 

窓の防犯強化

警察庁のデータでも示されているように、戸建てにおける窓は、最も侵入者から狙われやすい場所です。

新築の際は、防犯性の高い強化ガラスや夜間の侵入を防ぐシャッター(雨戸)の採用を検討してみましょう。

また、洗面脱衣所や浴室、トイレなどの小窓には面格子の取り付けも視覚的な防犯対策として、おすすめです。

その他にも、ガラス破りを防ぐための防犯フィルムや補助錠の活用で、仮に空き巣に狙われた場合でも時間・手間がかかり、侵入を断念せざるを得ない対策も考えておきましょう。

玄関や勝手口の安全対策

窓に次いで侵入経路に狙われやすい玄関や勝手口には、防犯性の高い「CPマーク」付きのドアや、ピッキングやこじ開けに強いディンプルキー・サムターンカバー・こじ開け防止プレートなどの導入がおすすめです。

また玄関のセンサーライトで侵入者をためらわせる工夫や、侵入された場合でも防犯カメラによる追跡が可能な状態にしておく方法もあります。

外構の防犯・プライバシー確保

空き巣は、外から侵入経路や隠れ場所を確認するため、侵入者に狙われにくい外観・外構づくりも大切なポイントになります。

例えば、高い塀や植栽で覆われた家は、空き巣がいったん敷地に入り込んでしまうと、侵入が人目に付きづらくなるのが難点です。

外構を検討する際は、玄関や窓から屋内の様子が見え過ぎないようプライバシー性に配慮しつつ、防犯性の観点から高さや見通しを検証しておきましょう。

また外構においても、侵入者が嫌う光や音を出すセンサーライトや砂利道の検討がおすすめです。

 

玄関の向きによる、外観の印象や間取りの使い勝手、プライバシー対策についてはこちらのコラムも参考にしてみてください。

>関連コラム:東玄関のおしゃれな間取り成功ポイント|平屋にもいい日当たり・動線・レイアウト設計のコツ

>関連コラム:南玄関の間取りで家事動線を最適化|35~40坪の注文住宅プラン5選

 

戸建てに便利な防犯設備の選び方

戸建てにおすすめの防犯グッズと効果

戸建ての防犯性を高める場合、対策にかかるコストも気になりますよね。

特に新築の場合は、建築初期費用だけでも高額なため、立地環境やマイホーム予算に合わせた設備選びが大切です。

ここでは、手軽に始められる防犯グッズから本格的なセキュリティシステムまで、それぞれの特徴を紹介します。

ご家族のライフスタイルや理想の家づくり計画に応じた、設備選びの参考にしてみてください。

防犯ステッカーや補助錠:

比較的安価に、侵入者への警告と侵入をためらわせる効果が高められます。

 

防犯砂利:

おしゃれな外観づくりにも役立つ防犯アイテム。音で侵入を知らせます。

 

センサーライト:

人感センサー付きの照明器具で、夜間の防犯性を高めます。

 

防犯カメラ:

取り付けによる侵入者への警告効果と、仮に侵入があった場合の追跡が可能になります。

 

ホームセキュリティシステム:

センサー感知による「不審者」を知った警備員が現場に駆け付ける、ホームセキュリティに加入する方法です。

警備会社のステッカーが侵入者を警戒させ、家に近寄りにくくする効果があります。

 

>関連コラム:木の家で叶えるおしゃれな内装・外観|デザインの工夫と性能を最大限活かすポイント

 

防犯性を高める新築のデザイン設計

新築で戸建ての防犯対策を考えるなら、できるだけ後付けではなく、マイホームの外観・外構デザインやメンテナンス性にもいい方法を選びたいですよね。

そのためには、家づくりの初期段階から防犯を意識した設計を心掛けることが大切です。

ご家族だけでは難しい部分は、ぜひ家づくりのプロにも相談して、効果的で納得のいく対策を検討していきましょう。

 

開放感とプライバシー性を考えた間取り

開放感とプライバシー性を兼ね備えたおしゃれな設計

>施工事例:光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅

リビング続きにウッドデッキを設ける場合、大きな掃き出し窓を設けるデザインが人気です。

ウッドデッキのフェンスの立ち上がりは、外からの視線が入りづらく、リビングからの視界は広がるバランスのいい高さに調節しました。

また、壁ではなくウッドデッキと相性のいいフェンスにすることで、格子のすき間から人の存在が見える、防犯性にも配慮したデザインに仕上がっています。

ご近所の目を活かした外構デザイン

オープンな外構でご近所の目も行き届きやすいデザイン

>三都の森の「平屋」はこちら

立地環境によっては、あえて背の低い植栽で彩るオープンなアプローチで、周囲との調和を楽しむ外構に仕上げるのもおしゃれです。

京都の美しい自然や歴史ある街並みを借景とする窓辺や、ご近所の視線が自然に集まるデザイン住宅なら、侵入者にも「見られる」プレッシャーを与えられる住まいになります。

>関連コラム:京都で理想の平屋30坪の住まい|建築価格や土地条件、間取りづくりのポイントを解説

 

まとめ│防犯対策を整えた戸建てで安全性の高い暮らし

防犯対策を整えた新築戸建てで安全な暮らしづくり

>施工事例:京都市左京区|新築|K様邸

新築マイホームの防犯対策は、ご家族が長くいつでも安全に暮らすために必要な設計ポイントの1つです。

特に戸建ての場合は、マンションなどの共同住宅よりも家庭によってセキュリティの度合いに差が出やすいため、立地環境やライフスタイルに応じた、最適な設備選びを検討していきましょう。

三都の森では、ご家族のご要望に合わせたデザインや機能性に優れたドア・窓選びはもちろん、総合的に防犯性が高まる家づくりを提案しています。

おしゃれで安全、京都で本格的な家づくりをお考えなら、ぜひお気軽にご相談ください。

 

京都市での注文住宅は地元に強い工務店で!

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