漆喰の家で後悔のない暮らしを実現|漆喰の魅力ある機能性と注意ポイント
ナチュラルな光沢と美しい白の壁が高級感を漂わせる、漆喰の家。
漆喰の家は、自然素材の深みある魅力とどんな環境にも対応する機能性で、家づくりをお考えの方々から注目されています。
今回は、漆喰の家を建てるメリットやデメリット、自然素材ならではの心地良い調湿・保温効果、遮音性、デザイン性などを解説します。
施工・メンテナンス時の注意ポイントや家具・インテリア選びのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
京都でこだわりの木の家を建てるポイント |
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目次
漆喰の家の魅力や機能性は?
漆喰は、内装にも外壁にも使える「消石灰を主成分にした素材」で、耐火性や耐久性、抗菌性が高く、近年では特に意匠性や品格ある家づくりを目指す方々からも人気です。
まずは、漆喰の家を選ぶ方々から注目されている魅力ポイントを見ていきましょう。
心地良い調湿効果と快適な保温性
漆喰には、屋内の湿度を整える「調湿効果」があります。
梅雨や夏場は湿気を吸収し、乾燥しがちな冬場は水分を放出するため、四季を通して快適な生活環境が実現します。
この効果により、湿度だけでなく屋内の温度も一定に保ちやすくなるのが魅力です。
静かな空間を作る優れた遮音性
漆喰の壁は、ビニールクロス(壁紙)より2~4mm程度の厚みが出るため、防音効果を高めるのにもぴったりです。
また、漆喰の多孔質で密度の高い仕上がりは、遮音・吸音性また消臭性にも優れ、特に音が響きやすい場所や集中力を高めたい部屋に施すのがおすすめです。
健康と居心地に配慮する自然素材
自然素材が主成分の漆喰は、家づくりで気になるアレルギーやシックハウス症候群の原因となる有害な化学物質を極力使わない施工で、お子様やペットのいるご家庭でも安心していただけます。
とは言え、原料である消石灰(水酸化カルシウム)のつなぎに使う自然素材の種類や化学合成接着剤の利用有無、割合は、施工会社によって異なるため、あらかじめ相談や確認をしておくことが大切です。
漆喰の施工とメンテナンスのポイント
次に、後悔のない漆喰の家を完成させるために知っておきたい、施工の注意ポイントやメンテナンスの必要性について解説していきます。
施工のポイントと注意事項
漆喰の塗り作業には、専門的な知識と職人の経験・技術が必要です。
職人の腕次第で、下地処理の質や出来映えの満足度が違ってくる可能性が十分にあり得ます。
また漆喰は、ビニールクロスと違って簡単に汚れのふき取りや変更ができないため、信頼できる施工会社との打ち合わせがポイントになります。
施工会社選びの際には、漆喰が完全に乾燥するまでの期間やお手入れ・掃除方法など、漆喰の特徴を詳しく聞いてみるのもいいでしょう。
漆喰のメンテナンスのポイント
漆喰の壁は、一般的なビニールクロスよりも凹凸があり、ホコリや汚れが付きやすい自然素材なので、日頃のお手入れや掃除でキレイな状態を長く保つのがポイントです。
また、傷やひび割れが生じた場合には、早期に適切な補修・修繕が行えるよう、定期的なメンテナンスを欠かさないようにするのが重要です。
経年劣化を考慮した管理方法を知っておくことで、漆喰の壁の美しさと機能性を長く保つことができます。
>関連コラム:漆喰の外壁とは|汚れ等のメンテナンス、色や種類、費用など後悔しないポイントを解説
予算と地域特性に合わせた考慮ポイント
続いて、漆喰の家を選ぶ費用と地域特性や好みに合わせた仕上げ方のポイントを解説します。
漆喰のコストと特徴
漆喰の壁は、一般的なビニールクロスの壁と比べて3~5倍程度コストがかかると言われています。
素材自体に求められる効果が異なるため、単純に費用だけで比較はできませんが、素材となる漆喰の価格や職人の腕によっては、他の壁材よりもやや高い傾向にあります。
とは言え、漆喰の「調湿効果」で年中快適な暮らしを手に入れたり、化学物質やカビ・ダニの繁殖を抑えて健康的な環境を整えたりできるのは魅力的ですよね。
また、漆喰の壁には調湿性だけでなく、高い消臭・断熱性もあるため、エアコンなど冷暖房費の節約にもつながります。
地域特性に合わせた漆喰の種類や仕上げ方
次に、地域特性に合わせた漆喰の種類選びについて考えてみましょう。
地域によって気候や風土が異なるため、それに合わせた漆喰の種類や施工方法を選ぶ必要があります。
湿度の高い地域では、通気性の高い漆喰が適しています。
一方、乾燥した地域では、水分を保持しやすい漆喰がおすすめです。
その地域をよく知る工務店の専門スタッフや建築家と相談しながら、漆喰の種類や仕上げ方の違いを理解することが大切です。
>関連コラム:「塗り壁」外壁の魅力と仕上げ方法の種類|京都で外観のいい家づくり
家具やインテリアの選び方と漆喰との相性
>施工事例:京都市左京区|モデルハウス|アウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅
漆喰の家を建てるなら、家具やインテリア選びにもこだわってみましょう。
漆喰壁の色や質感と調和する家具やインテリアを導入することで、より一層魅力的な空間が演出できます。
漆喰のカラーバリエーションとコーディネート
漆喰の色は、素材本来の「白色」が一般的ですが、中には着色成分を混ぜた「色漆喰」が塗られることあります。
天然素材にこだわる漆喰の美しい白は、自然素材の家具やモダンなインテリアとの相性が良く、どんなデザインとも合わせやすいのが魅力です。
落ち着いた色の家具や寝具でまとめる寝室には、眩しさを抑えたベージュ系の漆喰や、子ども部屋には白をベースにしたアースカラーの漆喰を考えてみるのもいいかもしれません。
漆喰の仕上げ方とインテリアテイスト
左官仕上げの漆喰壁と言えば、平たくツルッとしたなめらかな質感が特徴です。
古くから、お城や重要建築物の外壁に使われた、汚れが付きにくいフラットな仕上げ方は、モダンな雰囲気にもよくマッチします。
他にも、「コテ波仕上げ」「扇仕上げ」「ハケ引き仕上げ」など、自然な模様やデザインを施して、理想のスタイルに合わせた風合いを楽しむのもおすすめです。
>関連コラム:シラス壁の特徴|メリット・デメリット、色や模様、珪藻土や漆喰との違いなど解説
まとめ│漆喰の魅力をふんだんに活かした家づくり
日本の建築で使われる和漆喰は、主に消石灰・貝灰・スサ・海藻などを原料にした自然由来の素材です。
日本だけでなく、古くから世界中で愛されてきた漆喰の建物や住まいは、耐火性や耐久性が高く、新築マイホームで健康的な暮らしをお考えの方に嬉しい調湿効果や遮音性、消臭性まで備えています。
寒暖差のある京都で、快適な家づくりをご検討中なら、ぜひ自然素材の魅力を取り入れた高品質な注文住宅に注目してみてください。
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