寝室1階間取りの魅力と広さ選びのコツ|将来性のある快適な動線・収納・レイアウトを実現
日々の疲れを癒し、明日への活力を養う、特別なリラクゼーション空間の寝室。
寝室は、LDKや水回りと同じ1階にレイアウトすることで、子育て世帯はもちろん、ご夫婦が年を重ねても快適に利用できる間取りに仕上がります。
今回は、寝室を1階に配置する魅力と注意ポイント、広さ選びやレイアウト設計のコツを解説します。
日常の利便性を高める動線・収納計画のポイントも紹介しますので、おしゃれで快適な間取りづくりの参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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目次
1階に寝室を配置するメリット
毎日の快適な睡眠時間をサポートする癒しの寝室。
心も体もリラックスできる、おしゃれで落ち着いた雰囲気に仕上げるためには、デザイン性だけでなく、間取りの配置を考えることも大切です。
ここでは、ライフステージの変化にも対応する利便性の高い、1階寝室の特徴とメリットを紹介します。
階段の上り下りがなく老後も快適
近年の平屋人気にともない、子育て中のご家族が、将来夫婦2人で快適に暮らせるプランを想定した、1階で生活が完結する間取りが注目されています。
従来では、ご家族が集まるパブリックエリアと、個々の時間を守るプライベートエリアを上下階で分けるスタイルが定番でしたが、近年では平屋をベースとした間取りが若い世帯からも人気です。
1階に寝室を設けるプランでは、階段の上り下りが不要になるため、家事楽を目指す子育て世帯や、足腰への負担を抑えたい高齢世帯にとっても安全で快適な住まいが実現します。
また、平屋のようなバリアフリー環境なら、将来、介助・介護が必要になった場合でも、サポート側の手間や労力が軽減できるのも魅力です。
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コンパクトな生活・家事動線に仕上がる
1階に寝室を設ける場合、LDKや水回りからの動線が短くなるため、以下のようなシーンにおいて便利です。
- リビングで眠くなったらすぐ寝室に行ける。
- ランドリールームで洗濯完了した衣類をスムーズに運べる。
- 起床後すぐ洗面所やファミリークローゼットに向かえる。
- 夜間のトイレも近くて快適。
生活や家事の中心となるLDKや水回りから近い寝室の配置プランは、高効率な間取りをお考えの子育て世帯はもちろん、共働き夫婦や老後の暮らしにもおすすめです。
冷暖房効率を高めやすい
例えば、夏場は屋根から近い2階の間取りには熱気がこもりやすく、睡眠中のエアコン管理が必要になる場合があります。
しかし、1階に寝室を設けるプランでは、主な冷暖房設備のあるリビングからも近い間取りになるため、他の部屋との温度差が少ない環境を保ちやすいのもメリットです。
コンパクトな動線設計で、冷暖房効率のいい間取りは、エネルギー消費の節約にも役立つため、ランニングコストのいい家づくりにつながります。
>関連コラム:コンパクトな平屋の魅力と設計ポイント|20~30坪の間取りでつくる2~4LDKの快適実例
1階寝室の間取りで注意すべきポイント
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こだわりの寝室がある理想的な間取りを手に入れるためには、1階にレイアウトする際の注意ポイントにも目を向けて必要な対策を施すことも大切です。
LDKとの距離や動線を見直す
寝室とご家族が集まるLDKの距離が近すぎる場合、テレビの音や話し声が気になって、リラックスや睡眠の妨げになる可能性があります。
プライバシー性のある静かで落ち着いた寝室をつくるためには、パブリックエリアと適度な距離をあけることもポイントです。
短い動線を確保しつつ、騒音に影響されない快適な寝室をつくるなら、LDKから廊下や収納を挟んだ間取りを検討するのがおすすめです。
日当たりや窓辺の快適性を考える
1階の寝室配置では、立地や近隣住宅の高さによって、採光や通風が十分でない場合があります。
間取り設計の際は、寝室に朝日が差し込む東向きに窓を設けるなど、自然な目覚めを助ける気持ちのいい環境づくりにも配慮しましょう。
反対に、西向きの配置は、夏場熱気がこもりやすく寝苦しい部屋になる可能性があるため、避けられない場合は、遮光カーテンや西日に強い植栽で調整するのがおすすめです。
防犯性・プライバシー性を確保する
1階に寝室を設ける場合、防犯性やプライバシー性を考えた窓設計が大切です。
防犯ガラスやシャッターを採用する他、外から視線が入りやすい高さや大きさの窓はできるだけ避けるようにしましょう。
また、来客時に気づく見落としがちなポイントとして、玄関やリビングから寝室の中が見えやすい配置にも注意が必要です。
クローゼットや収納配置を工夫
寝室の一角にウォークインクローゼットを設けるスタイルも人気です。
睡眠・起床時に必要な衣類や季節ものの寝具を効率的に、取り出し・片付けられるのが魅力ですが、収納のサイズや設計によって、寝室の広さや雰囲気に影響が出てしまいます。
利便性の高い収納を確保しつつ、リラックスできる広さを保った寝室をつくるためには、専門家によるサポートを受けながら、使い勝手と心地良さの両立を丁寧にプランニングすることが大切です。
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寝室の広さ選びとレイアウトのコツ
それでは、1階寝室にちょうどいい広さをベッドや家具のサイズ・レイアウトを参考に見ていきましょう。
コンパクトに仕上げる4.5畳の間取り
4.5畳前後の寝室は、例えば30坪以下のコンパクトな間取りを有効活用する場合などにおすすめです。
ダブルベッド1台が収まる広さですが、空間の余白が確保しづらいため、部屋の形状によっては「ドアが開きにくい」「通路が狭い」といった問題が起こる可能性があります。
シングルベッドやセミダブルベッドなど、1人用のベッドを置いて、無駄のない動線が確保できる広さなので、夫婦それぞれの寝室を持つ場合にちょうどいい広さです。
それぞれのシングル・セミダブルベッドが置ける6畳プラン
6畳からの寝室は、シングルベッドやセミダブルベッドを2台置いて、適度な通路が確保できる広さなので、夫婦向けの一般的な寝室に選ばれるプランです。
小さめの家具や収納が置ける余裕があるため、夫婦それぞれの就寝スタイルに合わせたアイテムをナイトテーブルや棚に飾るのもおしゃれです。
夫婦でゆったり使える8畳の広さ
8畳以上の広い寝室には、クイーンやキングサイズのベッドも置けるため、ゆったりとした居心地や開放的な視界を楽しみたい方におすすめです。
ベッドのサイズ選びはもちろん、デスクや照明、収納の大きさ、デザインの自由度も高まり、行き来しやすい通路幅も確保できます。
模様替えにも対応しやすい広さなので、ライフステージの変化に合わせて、ベッドや家具を移動・変更しながら継続して使えるのがメリットです。
実際の広さや間取りの雰囲気を知るためには、モデルハウスの見学会や相談会に参加して、ご家族の目でチェック&体感することも大切です。
理想の寝室におすすめのインテリアや設備
毎日心地良く過ごせる理想の寝室に仕上げるために、インテリアや設備にもこだわってみましょう。
暮らしに合うベッドのサイズ選び
ベッドのサイズ選びは、寝室の雰囲気や寝心地を左右する大切なポイントです。
夫婦それぞれのシングルやセミダブルベッドの快適性と、クイーンやキングサイズベッドの存在感など、比較検討の対象やこだわりの優先順位もご家庭によって異なります。
そのため、寝室の間取りや広さを決める段階で、ベッドのサイズや余白についてもしっかり計画することをおすすめします。
落ち着いた空間に仕上げる照明計画
寝室には、明るさを押さえた落ち着いた雰囲気を演出できる照明が理想的です。
間接照明や足元灯を取り入れたプランでは、リラクゼーション空間の演出と、夜間の安全な移動が可能になります。
シーリングライトは、必要な時に必要な明るさに変更できるよう、調光機能付きの照明を選ぶのがおすすめです。
インテリア性を高める色や素材選び
無垢フローリングや漆喰壁など、自然素材の温もりを活かした寝室をつくるなら、ナチュラルカラーを基調にしたコーディネートがおしゃれです。
寝室には、原色系の色を避け、落ち着いたブラウンやネイビー、グレーの他、清潔感のあるオフホワイトやブルー、グリーン系の色もおすすめです。
また、香りによる癒し効果や調湿作用も得られる天然素材の建具や装飾があると、自然の風合いが楽しめる寝室に仕上がります。
>関連コラム:おしゃれな平屋の内装アイデア|自然素材を楽しむ京都のモダンなインテリア実例
快眠につながる空調・換気の工夫
毎日の快眠を守る環境づくりには、適切な空調と換気の管理が不可欠です。
全館空調を採用する場合でも、寝室の日当たりや風通しを考えた間取りの向きや窓の配置に注意しましょう。
睡眠中の室温や湿度を安定させるために、冷暖房設備を導入する場合は、ベッドの向きや位置も重要になるため、快適な寝室の環境づくりとレイアウトは同時進行で計画していきましょう。
>関連コラム:全館空調の家で大切な5つのポイント|ランニングコストを抑えて快適な暮らし
まとめ│ライフステージの変化にも対応する快適な寝室づくり
1階に寝室を設ける間取りは、快適で利便性の高い生活・家事動線の確保につながる子育て世帯や高齢世帯におすすめのプランです。
ぜひ、ご家族で寝室づくりに対するこだわりを話し合いながら、おしゃれで便利な将来性のあるプランを計画してみてください。
三都の森では、ご家族のライフスタイルや理想に合わせた、自由な間取り設計や内装デザイン、設備選びをトータルでサポートしています。
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