注文住宅の諸費用一覧|いつ・いくら・どこに払うのか、払えない場合の対処法も紹介

計算

注文住宅を建てる際には、諸費用を支払うための資金が必要です。

「頭金ゼロのフルローン」を検討している場合でも手出し現金をゼロにするのは難しいため、「いつ・いくら・誰に払うのか」を前もって把握しましょう。

でも諸費用はご家庭によって違うため、正確なシミュレーションが難しいのが現実です。

そのため、「いくら用意すれば安心?」と考えるよりも、予算をどのように配分するかを考えて諸費用、建物の建築費用を調整するのが大切です。

そこで今回は注文住宅のハウスメーカーとして資金計画から家づくりのサポートをしている『三都の森』が、以下の項目をわかりやすく紹介します。

このコラムのポイント
  • 諸費用の大まかな目安は物件価格の約5〜15%。
  • 諸費用がいつ・いくら必要で、どこに払うのかを一覧で確認。
  • 諸費用が払えない、足りない場合でも対処法がある。
  • 補助金・税の優遇制度で、注文住宅購入の費用負担を軽減できる。

諸費用の支払い時期や価格がわかることで、マイホーム完成までの流れを整理できます。

諸費用の出費に対しても落ち着いて対処できるようになるので、ぜひ最後までごらん下さい。

注文住宅の諸費用はいくら?大まかな目安を紹介

注文住宅

注文住宅の諸費用は、物件価格の5%〜15%が目安です。

土地から購入する場合

(土地価格の5〜15%)+(建物価格の5 〜15%)

例)土地価格2,000万円、建物価格2,500万円なら、以下のとおりです。

(土地2,000万円✕5〜15%)+(建物2500万円✕5〜15%)=225万円〜675万円

「頭金のほかに上記の額を現金で用意するのが難しい!」と感じる方が多いと思います。

でも諸費用の中には、交渉や見直しによって節約可能な項目もあります。

また最近は幅広い目的に使用可能な住宅ローンもあるため、まずは全体像を確認してから払えない・足りない場合の対処法を考えましょう

注文住宅の諸費用一覧|いつ・いくら・どこに払うのか

間取り図

この記事では「土地購入」から「建物引き渡し」までの時系列に沿って、なるべくもれなく諸費用を紹介します。

いつ・いくら・どこに払うのかを把握しましょう。

土地購入時の諸費用

土地購入時の諸費用は、以下のとおりです。

諸費用 金額
(目安)
時期 支払先
申込証拠金 目安:10万円 土地購入の申込み時 不動産業者
仲介手数料 土地価格×3%+6万円+消費税 ・売買契約日
・土地引き渡し日
手付金 目安:土地代の5%〜 売買契約日 売り主
印紙代 土地代金による
参考
-
登記費用 固定資産税評価額×2%+5~10万円 引き渡し日 司法書士
固定資産税 土地を所有する期間分 売り主
つなぎ融資費用
(利用する場合)
印紙代
目安:1~2万円
融資契約時 金融機関
手数料
目安:10~15万円
融資実行時
不動産取得税 土地による
(R4.3月まで軽減措置あり)
土地取得から60日以内 県税事務所

申込証拠金・手付金は、土地代金の一部として支払います。また何らかの事情で契約に至らなかった場合、申込証拠金は返金されます。

※「つなぎ融資」については、のちほどわかりやすく解説します。

 

このほか土地の境界が不明、図面がないなどの場合は、測量が必要なケースがあります。

ただし測量費用の負担者に明確な決まりはないため、売り主負担となるよう交渉可能です。

 

上記の一覧表を見ると複雑に感じますよね。

でも1つ1つ整理すると、諸費用の目安を計算できます。

例として、土地購入予算が2,000万円の場合の諸費用の目安を計算しました。参考にして下さい。

あくまでも”目安の金額”という点をご了承下さい。

諸費用 金額
(目安)
申込み証拠金 約100,000円
仲介手数料 約726,000円
手付金 約1,000,000円
印紙代 20,000円
登記費用
(土地の登記費用)
約500,000円
固定資産税 不明
つなぎ融資費用 20,000円
約150,000円
不動産取得税 約300,000円
合計 約2,816,000円

建物の工事請負契約時の諸費用

土地購入後はハウスメーカー・工務店と一緒に本格的な建築プランを進めて、最終的な見積りを出してもらいましょう。

見積りに納得したら、工事請負契約を結ぶことになります。工事請負契約時の諸費用は、以下のとおりです。

諸費用 金額
(目安)
印紙代 工事請負契約書に記載の金額による
参考
契約金 目安:建物価格の1/3

契約金は、建物代金の一部として支払います。

また土地購入時に建物の契約金も含めてつなぎ融資を受ける場合、契約金を現金で支払う必要はありません。

住宅ローン契約のタイミングで必要な諸費用

工事請負契約を結んだら、住宅ローン契約ができる状況になります。

住宅ローン契約時の諸費用」、「住宅ローン契約と同時期に必要な諸費用」を一覧表で紹介します。

諸費用 金額
(目安)
支払先
融資事務手数料 目安:5万円前後〜借入額×2%前後 金融機関
保証料 目安:無料〜借入額×2%前後
団体信用生命保険 目安:10万円前後
登記費用
(抵当権設定)
目安:10万円前後 司法書士
印紙代 住宅ローンの契約金額による
参考
-
火災保険料 目安:10~30万円 保険会社
地震保険料 目安:1~5万円

住宅ローン契約時に約50万円前後の諸費用が必要ですが、金融機関選び等で手出し現金の金額を大幅に抑えることも可能です。

手出し現金の金額を抑える方法は、後ほどわかりやすく紹介します。

建物を建築する際の諸費用

住宅建築

住宅ローン契約を結ぶと、いよいよ建物の建築がスタートします。

細々とした出費が必要な場面もあるため、丁寧に確認しましょう。

諸費用 金額
(目安)
中間金 目安:建物価格の1/3
仮住まいの費用
(建て替えの場合)
・引っ越し費用
・仮住まい費用(敷金・礼金・前家賃・仲介手数料・火災保険料など)
つなぎ融資の利息
〜数万円/月
地鎮祭 目安:10万円前後
近隣にご挨拶 数千円
工事中の差し入れ 数千円〜数万円
(必要に応じて)

中間金に関しては、契約金同様です。(土地購入時に建物の中間金も含めてつなぎ融資を受ける場合、中間金を現金で支払う必要なし)

また上記のほか、土地購入から建物の工事着工までに以下の費用が必要になるケースもあります。

  • 地盤改良費(地盤改良が必要な場合)
  • 解体費用(土地に古家がある場合)

どちらも住宅ローンに含められるのが一般的ですが、高額です。

借入可能額の範囲に収まらないケースがあるため、急な現金の手出しが無いよう、ハウスメーカー・工務店に前もって予算配分の相談をしておくのがおすすめです。

建物引き渡し後の諸費用

建物が完成すると「あとは住宅ローンを払うだけ」と考えがちですが、実はまだ気が抜けません。

建物引き渡し後に必要な諸費用も、しっかりチェックしましょう。

諸費用 金額
(目安)
不動産取得税 建物による
登記費用
(建物の登記)
目安:約10万円
外構費 ご家庭による
家具・家電購入・工事費用
引越し費用 荷物の量、引越し時期などによる
近隣にご挨拶 数千円

外構費は意外と高額です。

外構費を現金で手出しするのが難しい場合は工事請負契約に含められるよう(住宅ローンに含められるよう)、建物と外構のプランを同時に進めて予算配分をしましょう。

 

注文住宅の諸費用を確認して「住宅ローンのほかにもこんなにお金が必要なのか...」と不安を感じた方も多いと思いますが、諸費用は調整可能です。

次に、調整可能な諸費用を紹介します。

諸費用が払えない、足りない場合の対処法

注文住宅

諸費用のための資金が無い・足りない場合でも、マイホーム建築を諦める必要はありません。

これから紹介する対処法で、諸費用の調整にチャレンジしましょう!

使用目的が幅広い住宅ローンを選ぶ

前述したとおり、住宅ローンの内容は金融機関によって全く違います。

諸費用のための資金が少ない場合、幅広い目的に使用可能な住宅ローンを検討してみましょう。

使用目的が限られる例 使用目的が幅広い例
  • 土地取得
  • 建物建築
  • 外構費 など
土地取得・建物建築にプラスで

  • 不動産仲介手数料
  • 火災保険料
  • 引っ越し費用
  • 家具・家電購入費
  • 車購入費  など

ただし住宅ローンに諸費用の一部を上乗せする場合、「住宅ローン額が増える=返済額が増える」ということでもあります。

住宅ローンは長期間の返済が必要なので、通常の生活・お子様の成長・ライフスタイルの変化などを想定して、無理なく返済できる範囲の借入額を検討しましょう。

つなぎ融資を利用

住宅ローンの融資実行は建物の引き渡し日なので、「土地購入」、「建物の契約金・中間金」のための資金が無い場合は困ってしまいますよね。

そこで住宅ローンの融資実行までに必要な費用をサポートするために、つなぎ融資があります。

つなぎ融資を利用する流れは、以下のとおりです。

【つなぎ融資を利用する流れ】

つなぎ融資借入

つなぎ融資の金融機関から直接、土地取得費用等を支払い

(金融機関によって)毎月つなぎ融資の利息だけ支払う

住宅ローンの融資実行と同時に、つなぎ融資を返済

 

つなぎ融資は抵当権を設定しない短期間の取引なので、住宅ローンよりも金利が高く設定されています。

また融資条件が金融機関によって違うため、利息・条件を確認して金融機関を選んで下さい。

諸費用を節約する方法

紹介してきた諸費用の中には、交渉や契約内容の見直しなどによって節約できるものがあります。

諸費用
節約方法
土地購入時 申込証拠金 不動産業者に交渉
手付金 売り主に相談
住宅ローン契約時


事務手数料 低価格の金融機関を選ぶ
保証料 ・無料〜低価格の金融機関を選ぶ
・金利上乗せでの支払いを選ぶ
団体信用生命保険 金利上乗せでの支払いを選ぶ
火災保険 契約内容を見直す
・保険期間を短くする
・保証額を下げる など
地震保険
建物建築時

引越し費用 引越し日を業者お任せにする
(大幅割引きの可能性あり)
家電費用 全館空調を取り入れる等で負担を減らす

 

紹介してきた「住宅ローン選び」・「つなぎ融資利用」・「諸費用節約」を組み合わせることによって、手出しの資金を大幅に抑えることも可能です。

ぜひ参考にしてください。

注文住宅購入の費用負担を軽減する方法

家族

住宅を購入することで活用できる補助金・税の優遇制度があります。

補助金・税の優遇制度は手続きをしなければ活用できないため、ぜひ使える制度があるかを調べて下さい。

補助金制度 税の優遇制度
  • こどもみらい住宅支援事業
  • ZEH住宅支援事業
  • 地域型住宅グリーン化事業 など

このほか、各自治体が独自に実施している補助金制度もあります。

  • 住宅ローン減税
  • 住宅取得等資金に係る非課税措置 など

補助金制度については、ハウスメーカー・工務店に相談しながら活用できる制度を調べるのがおすすめです。

税の優遇制度の詳しい内容については、税務署に問い合わせをしましょう。

まとめ

注文住宅を建てる際に必要な諸費用を紹介してきました。

手持ち資金が少ない状態でマイホーム建築を検討する場合もあると思います。

無理なく住宅ローン返済ができることを前提にしながら、今回紹介したような諸費用を節約する方法も参考にして頂下さい。

またマイホーム建築は何度も経験することではないため、住宅ローン借入の流れ、予算配分などが全くわからない状態からスタートするものです。

ぜひ些細なことでも気兼ねなく相談できるハウスメーカー・工務店を選び、サポートを受けながら理想の家づくりをして頂けると幸いです。

京都・大阪・滋賀でマイホーム建築を検討中の方は、『三都の森』でもご相談を承ります。

資金計画のアドバイスはもちろん、ときには土地探しのお手伝い、金融機関への付きそいなど、ご家族にとことん寄り添って理想のマイホームづくりをサポートいたします。

自然素材を中心にした心地良い家・60年後もその先もアンティーク家具のように愛される家づくりを、一緒に楽しみましょう!

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