木製スケルトン階段がおしゃれな家|設計時の注意ポイントとデザイン事例

木製スケルトン階段がおしゃれな家の設計ポイントとデザイン事例

骨組みと踏み板で仕上げるスケルトン階段は、オープン階段やシースルー階段などと呼ばれ、蹴り込み板がなく階段下空間まで視線が抜けるデザインです。

木製スケルトン階段の場合、無垢フローリングとも相性が良く、ぬくもりのある手触りや踏み心地が楽しめるのも魅力です。

今回は、おしゃれな木の家のインテリアとしても注目される、木製スケルトン階段の特徴と実用性をふまえた注意点を解説していきます。

機能性・デザイン性に優れた階段設計のポイントや「吹き抜け」や「リビング階段」に採用した事例も紹介しますので、参考にしてみてください。

 

このコラムのポイント
  • 木製スケルトン階段は、使い心地の良さと温かい空間づくりに役立つ「抜け感」がおしゃれなインテリアです。
  • 透過性や開放感を演出するため、吹き抜けやリビング階段に採用することで、デザイン性の高い空間づくりが楽しめます。
  • 冷暖房効率や安全性を高める設計にもこだわることで、小さなお子様から大人まで、長く快適に使える木製階段に仕上がります。

 

木製スケルトン階段とは

スケルトン階段とは

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木製スケルトン階段は、骨組みと踏み板(段板)だけで構成されたオープンな木の階段です。

シースルー階段やスリット階段などと呼ばれ、視線や光、風を遮らず、ほどよい存在感を放つため、広いスペースからコンパクトな空間まで取り入れやすいのが特徴です。

 

透過性のある階段デザイン

スケルトン階段は、踏み板を垂直につなぐ「蹴り込み板」を無くすことで、空間を「仕切らない」階段に仕上がるのが魅力です。

例えば、蹴り込み板がある箱型階段の場合、階段の向こう側の間取りは見えづらく、階段を設置した空間はその分、圧迫感や狭さが出てしまいます。

しかし、蹴り込み部分を通して視線が反対側に抜けるスケルトン階段なら、壁のように視界を遮ることがなく、意匠的な空間を演出する抜け感部屋全体を見渡せる開放感が楽しめます。

木製スケルトンの温かみと安定感

また、同じスケルトン階段でも素材によって、階段そのものの印象や空間での存在感が違ってきます。

今回ご紹介する木製階段は、柔らかい手触りや温かみ、安定した踏み心地が魅力です。

無垢材を使った踏み板なら、冬でもひやっとした冷たさを感じにくく、夏にはさらっとした肌触りが実感できます。

また、木は音を吸収しやすいため、上り下りの足音が響きにくいのも特徴です。

段板の幅や厚みをしっかり確保することで、デザインだけでなく機能的にも優れたスケルトン階段を設計してみましょう。

インテリア性の高いリビング階段

木製スケルトン階段は、木のぬくもりと透過性のあるスタイルで、ホール階段やリビング階段に選ばれています。

ホール階段として採用する場合、地窓からの光や階段の影が趣深い玄関をデザインしたり、スケルトン階段の抜け感を活かした奥行きある空間演出がおすすめです。

無垢フローリングと相性がいい、近年人気のリビング階段を選ぶ場合は、吹き抜けと組み合わせることで、空間のアクセントやインテリアとしての存在感が楽しめます。

ご家族が階段を上り下りする際は、リビング全体が見渡せるため、移動手段としてだけでなく、自然と暮らしに溶け込むようなコミュニケーションが取りやすい動線づくりにも役立ちます。

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木製スケルトン階段をつくる場合の注意点

木製スケルトン階段をつくる際の注意ポイント

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階段と言えば、一般的な箱型階段をイメージされる方によっては、スケルトン階段のデメリットのも気になるところですよね。

ここでは、スケルトン階段を採用する前に押さえておきたい注意点も整理しておきましょう。

 

冷暖房効率が下がるケースがある

スケルトン階段は、蹴り込み板がなく風通しがいい反面、冬場は暖められた空気が上階に流れることによる冷暖房効率の低下が心配されがちです。

ただ、近年の高気密高断熱住宅の普及や、2025年4月からの「すべての新築における省エネ基準適合の義務付け」により、スケルトン階段や吹き抜けリビングなどのオープンな間取りも採用しやすくなっています。

音やニオイが広がりやすい

リビングにスケルトン階段を採用する場合、1階での生活音や会話の声、調理中のニオイが、同じ階の別の部屋や2階に広がりやすくなります。

また、木製階段は足音が反響しにくいのですが、ご家族が行き来する動きや気配が、1階での作業や家事の中断につながるケースも考えられます。

ご家族にとってストレスとなる対象や気になるものの度合いは異なりますので、スケルトン階段を設置の際は、階段の位置や向き、換気計画の工夫が必要です。

行き来が丸見えになる

また、来客がある場合にはご家族のプライバシー保護の観点から設置計画を立てることも大切です。

スケルトン階段は視線が抜ける分、上下階への行き来がリビングからはもちろん、他の部屋からも見えてしまう場合があります。

特に、来客が多い場合は注目を集めやすく、居心地の悪さを感じてしまいそうですよね。

そのため、視線を緩やかにコントロールできる配置や設計の検討が欠かせません。

落下防止などの安全対策が必要

スケルトン階段では、蹴り込み板がないことによる、小さなお子様やペットの落下に注意が必要です。

特に、お子様が好奇心や興味で段差のすき間に入り込んで遊んだり、のぞき込んでリビングの景色を楽しんでいる時にケガをしてしまわないよう、適切な落下防止対策を施しておきましょう。

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後悔しない木製スケルトン階段の設計ポイント

木製スケルトン階段の設計ポイント

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それでは、スケルトン階段で気になる点を解消するための設計ポイントを解説していきましょう。

木製スケルトン階段は、見た目の美しさだけでなく、配置や安全性の工夫で、よりご家族の暮らしやお好みにフィットするスタイルが実現します。

ぜひ、家づくりのプロの力も借りながら、理想の階段デザインが楽しめる間取りを完成させましょう。

 

手すり・段差・落下防止ネットの工夫

木の種類によって柔らかさや肌触りが選べる無垢の木製階段なら、滑りにくい階段をつくることができますが、踏み板のないスケルトン階段の場合は、小さなお子様やペットがすき間から落下しないよう、落下防止ネットや蹴り込み部分に透明パネルを設置するのがおすすめです。

また、万が一上り下りで段差を踏み外したり、滑ったりしてケガをしないよう、「適切な高さ」に「握りやすい」手すりを付けておくのもポイントです。

さらに、ご家族の使い勝手に合わせた「段差」や「踏み板の広さ」も専門家と一緒に検討しておきましょう。

「建築基準法施工令」で定められた基準は、蹴り上げ23cm以下、踏み面15㎝以上となっていますが、特にスケルトン階段の場合は、モデルハウスで実際の感覚や安全性を確認しておくのがおすすめです。

階段の配置場所をシミュレーション

スケルトン階段は、「どこに置くか」「どの向きにするか」によって、空間での見栄えや動線としての使い勝手、プライバシー性などが変わってきます。

多くの場合、吹き抜けリビングや玄関ホールに壁付けで設置されますが、ご家族の生活・家事動線や来客時の視線をシミュレーションしながら、ベストな配置や向きを検討することが重要です。

特に通行の際、踏み板に頭をぶつけたり階段下空間がデッドスペースにならないよう、動線の混雑や配置場所の安全性、利便性などには注意しましょう。

吹き抜けとの組み合わせを検討

木製スケルトン階段は、無垢フローリングや勾配天井とも相性がいいため、吹き抜けとの組み合わせでダイナミックな仕上がりを楽しむのがおすすめです。

吹き抜け窓やハイサイドライトからの自然光が、スケルトン階段を透過して空間を照らすさま時間帯によって光と影が動く様子も趣があります。

吹き抜けを選ぶ場合は、特に温度ムラに悩まされない高気密高断熱性能な住まいで、スケルトン階段の透過性を活かした、快適かつ開放的な暮らしを実現させましょう。

階段下スペースの有効活用

一般的に階段下は、「隠す収納」に活用されがちですが、スケルトン階段の場合はインテリア性の高い空間に仕上げやすいのも特徴です。

光や風が通り抜ける開放的な空間なので、木製階段と相性のいい観葉植物やおしゃれな家具を置いたり、ワークスペースを造作したり、自由度の高い活用方法が楽しめます。

木製スケルトン階段は、無垢の素材感と透過性のあるデザインが際立つため、空間に馴染みやすく、階段下もオープンに「活かせる空間」になるのが魅力です。

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木製スケルトン階段がおしゃれな間取り事例

木製スケルトン階段がおしゃれな間取り事例を紹介

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最後に、三都の森が手がけた木の家の中から、おしゃれな木製スケルトン階段を活かした開放的な間取りや空間デザインの事例をご紹介します。

 

吹き抜けリビングと相性がいい無垢の仕上がり

吹き抜けリビングと相性がいい無垢のスケルトン階段がおしゃれな間取り事例

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大きな吹き抜けとハイサイドライト(高窓)からの明るい光が印象的なリビングの事例です。

壁に沿って設置されたスケルトン階段は、安定感を高めるために、最初の数段は箱型階段を採用しました。

淡い色の無垢フローリングや白の塗り壁に合わせた、階段の素材選びにもこだわって、視界が広がりやすい開放的なデザインに仕上げています。

上下階をつなぐ開放的なインテリア

上下階をつなぐインテリア性の高いスケルトン階段がある間取り事例

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ダイニングキッチンとリビングの間に木製スケルトン階段を設けた、個性的な間取りの事例です。

スケルトン階段なら、部屋と部屋の間に配置しても視界が遮られないため、空間に圧迫感がなく、コミュニケーションにも支障が出にくいのが魅力です。

蹴り込み部分から部屋の反対側まで見通せることで、実際の面積以上の広がりが楽しめ、どこにいてもご家族の様子が見える設計が安心感を高めます。

日当たりや風通しを遮らないオープンな視界

視界を遮らず明るく風通しのいいリビング階段がおしゃれな間取り事例

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木製スケルトン階段は、日当たりや風通しのいい空間づくりにも役立つため、通常では階段を設けにくい場所でも設置できるのが魅力です。

段差の間から視線や光、風が抜けるので、吹き抜けの開放感やリビングの広さを損なわず、階段下の使い勝手も自由です。

事例では、広いLDKや大きな吹き抜けがあっても、温度ムラが起こりにくい全館空調の家で、スケルトン階段のオープンなデザインが存分に楽しめる、ダイナミックなスタイルが実現しました。

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まとめ│住空間に映えるスタイリッシュな木製スケルトン階段

住空間に映えるスタイリッシュな木製スケルトン階段

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木製スケルトン階段は、木の温かみと透過性のある構造を活かした、機能性やデザイン性に優れた階段です。

特に、木の家や自然素材の家をお考えで、明るく風通しがいい環境づくりにこだわりたい方や、ご家族とのつながり、居心地の良さを大切にしたい方には、おすすめの階段設計です。

三都の森では、階段のインテリア性だけでなく、素材選びや安全性、動線の効率化、間取り全体の冷暖房効率まで視野に入れた、総合的なアプローチで満足度の高い住まいをご提案しています。

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