リビングが広すぎて後悔?広さ・レイアウト設計のコツと快適な20~25畳の間取り実例
広いリビングに憧れて新築を建てたのに「広すぎて後悔」という方もいらっしゃいます。
広すぎて困る理由としては、冷暖房効率の低下や掃除の負担増、他の部屋とのバランスの悪さなどが挙げられます。
今回は、家族構成やライフスタイルに合う、ちょうどいいリビングの広さやレイアウト選びポイントを実例と合わせて解説します。
吹き抜けを活かした開放的な間取りや、使い勝手のいい動線、収納設計のコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
このコラムのポイント |
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目次
リビングが広すぎて後悔するケースとは
>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス
家族団らんや友人とのホームパーティーを楽しむなら「リビングは広い方がいい」とお考えの方も多くいらっしゃいます。
広くて優雅なリビングは、リゾートライクな間取りや育児、趣味、仕事など多様な暮らしをお考えのご家族にとっても魅力です。
しかし、適度な広さを超えたリビングでは、以下のような問題が発生する可能性があるため、プランニングの際は、ご家族の人数や暮らし、使い勝手に合わせた対策の検討が必要です。
空間が広すぎて冷暖房効率が悪い
広いリビングでは冷暖房効率が低下し、エアコンの効きが悪くなったり、場所によって温度ムラが出たりする場合があります。
特に20~25畳以上のリビングでは、間取りに合う容量のエアコンでも、窓や断熱材の気密性・断熱性が低い場合、快適な温度になるまでに時間がかかり、ランニングコストの上昇にも影響します。
広いリビングをお考えなら、いつでも快適な空調が保たれる「全館空調システム」の導入や、効率よく温度管理できる冷暖房設備の活用などを検討してみましょう。
掃除の範囲が広くて大変
次に、広いリビングの掃除負担が挙げられます。
ご家族や来客と過ごすリビングは、常に散らかりやすく、定期的な掃除が欠かせない場所です。
そのため、床面積が広くなると、毎日の片付けや掃除に必要な時間が長くなり、間取りや床・壁の素材によっては掃除機やモップでは対応できない場合もあります。
リビングの広さやデザイン決めの際は、掃除の頻度や効率を視野に入れた、できるだけシンプルな空間づくりがポイントです。
使わないスペースがもったいない
大人数で集まることを想定した広いリビングは、通常平日の昼間など、1人で一部の空間しか使わないケースも多く「もったいない」と感じるご家族もいらっしゃいます。
また、広いリビングを確保するためには、間取りに応じた費用や他の部屋との調整が必要になるため、目的や用途を明確にしておかないと、後々の後悔につながる可能性があります。
リビングの広さや使い勝手を検討する際は、ご家族1人1人の行動やライフステージの変化にも配慮したプランニングが大切です。
家具やインテリアのコーディネートが難しい
広いリビングでは、選ぶ家具やインテリアによっては配置が難しく、まとまりのない空間ができてしまう恐れがあります。
注文住宅を建てる際は、リビング全体のテーマを決めて、素材や色のパターンを統一することが大切です。
また、広いリビングをつくるなら、大きめの家具や照明をポイントにした配置で、空間を引き締める方法も効果的です。
>関連コラム:広いリビングの高性能な間取り実例|20畳以上のおしゃれなレイアウト
>関連コラム:吹き抜けリビングの寒さ対策7選|間取り設計の工夫と暖かい家の成功実例
ちょうどいいリビングの広さ選びのポイント
後悔のない快適なリビングを実現するためには、ご家族の人数や暮らしに合わせた広さ選びが大切です。
リビングにちょうどいい広さを決めるためには、いくつかのポイントをすり合わせる必要があるため、ご家族の希望や条件を見直しながら、最適なプランを検討してみましょう。
家族構成に合わせた広さ選び
ご家族に合ったリビングの広さを検討する際は、まず世帯別に選ばれる間取りを参考にしてみましょう。
例えば、1人~2人暮らしの場合は一般的に6~10畳前後のリビングが多く、3~4人家族の場合は、16~20畳以上の広さが選ばれています。
これから、お子様が増える予定のご家族や、畳コーナーなどのある広いリビングをご希望の方からは、20~25畳のゆとりある間取りも人気です。
設計段階で家具の配置を想定し、居住スペースの範囲を確認しておくのもポイントです。
他の部屋とのバランス設計
リビングの広さを考える際は、個室や水回りなど、他の部屋とのバランスを考えた間取りづくりが大切です。
延床面積の広さによっては、一般的な3~4人家族向けの16~20畳のリビングでも、子ども部屋や寝室に十分な広さが確保できない場合もあります。
また、ランドリールームやファミリークローゼットなど、ご家族の希望で1室分前後の空間を設ける場合は、リビングの広さはもちろん、間取り全体の調整が必要になるケースもあります。
なお、リビングの広さを決める場合は、キッチンやダイニングとのつながりを意識したLDK配置で、空間全体の広がりを演出するのもポイントです。
視線の広がりを楽しむ空間づくり
広々としたリビングを楽しむなら、高天井や吹き抜けを活用した間取りで、縦の広がりを演出するのもおすすめです。
例えば、吹き抜けのあるリビングは、実際の床面積よりも視覚的に広い印象に仕上がります。
また、背の低い家具を選ぶことで、リビングまわりの見通しが良くなり、吹き抜けからの自然光や風も循環しやすい明るい間取りが実現します。
モデルハウス見学会でリアルを体感
実際のリビング広さや間取りのイメージを確認する場合は、モデルハウス見学会への参加がおすすめです。
モデルハウスでは、設備や家具や置かれた状態でリアルな使い勝手や居心地が体感できるため、実生活での利便性や快適性と照らし合わせて、ご家族に合う理想の住まいを検討するのに最適です。
見学の際は、以下のポイントに目を向けながら間取りや広さをチェックしてみましょう。
後悔のないリビング設計の検討ポイント
- 短くて動きやすい動線
- 居心地のいい広さや内装
- 掃除負担を抑える空間デザイン
- 冷暖房効率のいい間取りや設備
- おしゃれで便利な収納設計
また見学会では、建築スタッフに直接相談できる機会が設けられている場合もあるため、具体的な間取りや設計、資金計画に関するアドバイスを受けてみましょう。
>関連コラム:大きな吹き抜けがおしゃれな2階建て実例|開放的な間取り設計と空間活用のポイント
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後悔のないリビング配置のコツ
広くて快適なリビングをつくるためには、レイアウトの工夫も欠かせません。
キッチンやダイニングとのつながりを意識
>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)
近年では、リビングがキッチンやダイニングと一体化した集約間取りが人気です。
LDKが1つの広い空間として設計されるので、リビングから他の間取りが見渡せて、家族間でのコミュニケーションも取りやすくなります。
ダイニングテーブルの配置を変えることで、自由にリビングを広げたり、つながりを演出したりできるのも魅力です。
「見せる収納」と「隠す収納」のバランス
広さと使い勝手を考慮したリビングをつくるためには、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分けた収納計画も大切です。
例えば、生活感が出やすい掃除道具や衣類は壁や扉で隠す、使い勝手優先のアイテムはオープンシェルフや壁面収納を活用するといった工夫が求められます。
いつでもきれいに片付いたリビングを保つために、実用性やデザイン性に応じた収納プランをご家族や専門家と一緒に検討してみましょう。
家具の配置と動線設計の工夫
>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス
リビングではご家族がひんぱんに行き来するため、家具を配置する際は、1人1人の動線や居心地を見直した上で、テレビやソファの位置を検討しましょう。
例えば、LDK一体型間取りの場合は、ダイニングテーブルやソファでそれぞれの空間をゾーニングする方法も人気です。
また、大型家具を壁際にレイアウトする方法なら、リビングの中央に広いスペースが確保でき、ご家族の動線の混雑や衝突を心配する必要もありません。
>関連コラム:玄関すぐリビングのメリット・デメリット|目隠しアイデアやおしゃれな直結間取りの実例
>関連コラム:2階リビングのメリットと後悔しやすいポイント|老後にもいい間取りやおすすめ設計を紹介
快適おしゃれな20~25畳のリビング実例
最後に、三都の森が手掛けた、おしゃれな広々リビングの実例を紹介します。
全館空調システムを導入した開放的な空間
>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス
吹き抜けリビングの上階に、多目的に利用できるセカンドリビングを設けたモデルハウスの実例です。
全館空調システムを導入した住まいなので、上下階がつながる開放的な間取りも実現しやすく、1階のリビング×ダイニングの横並びレイアウトも間取り全体の広がりを演出しています。
ロボット掃除機が使えるフラットな間取り
広いリビングを設けるなら、できるだけ段差のないフラットな間取りがおすすめです。
例えば、平屋のバリアフリー設計なら、ロボット掃除機を使って床掃除が簡単に済ませられます。
実例のように、大きな窓や吹き抜けを設けることで、シンプルな間取りでも景色や無垢梁の経年変化が楽しめる、贅沢な空間が実現します。
畳コーナーの設置で和モダンな仕上がり
>京都市左京区 | 光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅
お子様や来客が多く広いリビングが欲しいけど、将来的にはスペースが余ってしまう可能性がある場合は、空間の一角に畳コーナーを設置するプランがおすすめです。
リラックスしたい時や来客時の多目的スペース、また将来空間を仕切って個室として活用できる、おしゃれな和モダン空間です。
畳コーナーを小上がりにする場合は、段差を収納スペースに利用したり、腰掛けにちょうどいい高さに設計したりすると便利です。
>関連コラム:吹き抜けリビング階段の魅力と間取りの成功事例|30~40坪の開放的な暮らしの設計ポイント
>関連コラム:リビングに畳コーナーをつくるメリット・デメリット|おしゃれな間取りで後悔しない設計ポイント
まとめ│広すぎリビングの後悔を防ぐ快適な間取り決め
広すぎるリビングは、冷暖房効率の低下や掃除の負担増につながる可能性がありますが、家族構成やライフスタイルに合わせた空間づくりで、広々と使い勝手のいい快適な間取りが実現します。
ぜひ、実際の広さや居心地を体感するために、モデルハウスでの見学会や相談会にも参加して、後悔のない間取りづくりを目指しましょう。
三都の森では、経験実績豊富なスタッフが、ご家族の暮らしや希望に寄り添うプランニングやシミュレーションで、理想の家づくりを計画的に進めていきます。
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