そとん壁の人気色と外観デザイン事例|後悔しないための色選び・仕上げパターン・価格ガイド

100%自然素材のシラスを原料とした「そとん壁」は、完全防水+透湿機能に優れた外装仕上げ材です。
全10種類のナチュラルな深みが魅力の色調と、和洋お好みの雰囲気を演出する左官職人のこだわり仕上げにより、オリジナル外壁デザインが楽しめる意匠的な住まいが実現します。
今回は、そとん壁の性能を活かした本格的な自然素材の家づくりをお考えの方向けに、色選びのポイントや仕上げパターンの種類などを解説していきます。
三都の森が手掛けた、そとん壁の新築事例も紹介しますので、注文住宅の外壁材選びでお悩みの方もぜひ参考にしてみてください。
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目次
そとん壁のおしゃれな色選び

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「そとん壁」を使った外壁の色やデザインを決めるにあたり、まずは素材の特徴から解説します。
そとん壁の色は自然素材の「ナチュラルな風合い」が魅力
そとん壁の原料となるシラスは、2万5千年前の姶良カルデラ大噴火(現在の鹿児島湾北部の火山)により発生した火砕流の堆積物です。
超高温のマグマで焼成された高純度の無機質セラミック物質であるシラスは、人工では形成できない多孔質微粒子で、優れた調湿効果を発揮します。
なお、そとん壁はシラスの多孔質構造を活かした、10mm厚以上の下塗り+8mm厚以上の上塗りにより、完全防水+透湿機能が実現する外装仕上げ材です。
そとん壁の色は、人工化されたデザインではなく100%自然素材の素朴でナチュラルな風合いを大切にしています。
そのため、京都の伝統的な町並みに調和するおしゃれな外観づくりや、経年変化による退色や劣化にも強い外壁材をお探しの方におすすめです。
〈参考〉高千穂シラス|外装仕上げ材
〈関連ページ〉シラス壁の特徴|メリット・デメリット、色や模様、珪藻土や漆喰との違いなど解説
〈関連ページ〉工務店を京都で探すならシラス壁などの自然素材と断熱性能に注目したい
そとん壁のカラーバリエーション
そとん壁の色調は、自然素材ならではの優しい10色展開です。
ナチュラルな素材感や風合いを引き立てるホワイトやアイボリー、ベージュ、イエロー、グレーなど、人工では出せない意匠的なデザインが実現します。
〈参考〉高千穂シラス|色調・仕上げ
同じ色でも仕上げパターンによる影の入り方で、見え方が異なる場合があるため、ご検討の際は施工工務店や「高千穂シラス」にご希望の色と模様を伝えて、資料やサンプルを依頼するのがおすすめです。
外観テイストと色の組み合わせ
外壁の色選びでは、単色だけでなく上下・左右のツートンカラーで、お好みのテイストを演出する方法もおしゃれです。
また、板張り外壁との組み合わせで京都の町家風に仕上げるデザインなど、異素材との相性もいいのが、そとん壁の魅力です。
近年人気のホワイトやグレーの単色では、存在感のある凛々しいシンプルモダンな外観が楽しめ、ベージュや黄みがかったアイボリーの外壁なら、和の建築に合う落ち着いたデザインに仕上がります。
他にも、和モダンや北欧風など、色調や色・素材の組み合わせで自由な外観設計が可能です。
〈関連ページ〉そとん壁外壁のメリット・デメリット|ガルバリウムやサイディング、漆喰との性能・デザイン比較
環境や景色に調和する色選び
外観づくりの際は、京都市のような景観地区特性によって、自然景観や歴史的な町並みを守るためのガイドラインが定められている点にも注意が必要です。
例えば、京都市の美観地区においては、外壁の色に関して以下のような配慮が求められています。
- 山ろく型・山並み背景型・岸辺型の美観地区等:自然景観と調和する色彩
- 旧市街地型・歴史遺産型・沿道型(三条通地区)の美観地区等:歴史的な町並みと調和する色彩
- 沿道型(幹線地区)・市街地型の美観形成地区等:沿道・市街地の町並みと調和する色彩
京都の景観地区における、外壁の色や質感、屋根の形状や色、素材の基準に関する詳しい情報は、こちらのコラムを参考にしてみてください。
〈関連ページ〉モダンな住宅は京都市の景観に関するルール内でも建てられるの?
そとん壁の人気色と外壁・外観事例

〈関連ページ〉「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)
それでは、実際に三都の森の「そとん壁」を使用した新築事例を参考にしながら、人気色の外観デザインやツートン、異素材との組み合わせポイントを見ていきましょう。
素材感のある明るく洗練された「ホワイト」

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そとん壁のホワイトは、通常の真っ白な外壁とは異なり、自然素材ならではの柔らかい発色・風合いが特徴です。
素材感のある外壁面が光を優しく反射するため、眩し過ぎない外観に仕上がります。
京都市では、いわゆる真っ白な塗装が許可されていないため、洗練されたホワイトで爽やかなマイホームをお考えの方にも、そとん壁がおすすめです。
町家になじむ上品な「ベージュ・アイボリー」

〈関連ページ〉京都市左京区|新築|S様邸
ベージュや黄みがかったアイボリーは、伝統的な町並みや古民家が建ち並ぶエリアにも調和する家づくりをお考えの方におすすめの、そとん壁外壁色です。
暖かみがある優しい色合いのため、無垢の板貼りや和を演出する格子などの建材とも相性が良く、そとん壁×異素材のツートンで個性的なデザインも楽しめます。
自然素材の味わいや意匠性を保ちながら、主張し過ぎないナチュラルな雰囲気で好感が持てる家に仕上がるのも魅力です。
汚れが目立ちにくい万能なモダンカラー「グレー」

〈関連ページ〉京都市左京区|新築|S様邸
グレーは、大人モダンな外観デザインをお考えの方に人気の外壁色です。
例えば、京都市ではブラックのような暗い・濃い色の外壁は許可されていませんが、淡い色合いであれば選択できる場合があります。
なお、グレーは砂埃や雨水による汚れが目立ちにくい外壁色であるのも特徴です。
ホワイトやアイボリーとの組み合わせで、暗くなり過ぎない外観デザインに仕上げるのもおすすめです。
〈関連ページ〉「そとん壁」の外壁で後悔しない方法|耐久性や調湿性の高さを活かした自然素材の注文住宅
〈関連ページ〉平屋の外壁・外観の選び方と実例|おしゃれな色や素材、デザインで理想の新築を実現
そとん壁の表情を楽しむ仕上げパターン

〈関連ページ〉「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-Xグレード(京都市)
同じ色でも、仕上げパターンによって外壁面の表情や外観全体の印象が変わるのも、そとん壁の魅力的な特徴です。
色選びの際は、そとん壁の模様ごとに変わる住まいの雰囲気もイメージしながら、理想のデザインを検討していきましょう。
かき落とし仕上げ
そとん壁外壁の表面を削り、素材の自然な風合いを表現する工法。
かき落とし方によって、ざっくりとした質感からしっとりとした手触りまで、ナチュラルな模様付けが可能です。
一条波仕上げ・三条大波仕上げ
横流れの陰影を表現する工法。
波状の水平ラインが強調されるため、豪華さと安定したリズミカルなデザインが楽しめます。
渦巻仕上げ
渦を描いて模様付けする工法により、個性的なデザインや陰影を楽しめるのが特徴です。
スチロゴテ仕上げ
コテによる細かい手加減で、唯一無二の生命力あふれる表情をつくり出す工法。
不揃いに浮き出る陰影が、シラスの独特な風合いと左官職人のセンスを引き立てるデザインです。
さざ波仕上げ
細かい波状の模様をつくり出す工法で、上品な立体感と柔らかな陰影を生むデザインです。
タガネ削り仕上げ
タガネで一つ一つ削り模様を付けていく工法。
荒く美しいダイナミックな陰影が楽しめるデザインなので、力強くて個性的な外観をお考えの方におすすめです。
〈関連ページ〉「塗り壁」外壁の魅力と仕上げ方法の種類|京都で外観のいい家づくり
〈関連ページ〉注文住宅のおしゃれな外観デザイン実例|屋根や外壁選びのコツと人気の演出方法を解説
そとん壁の価格相場と施工費用を抑えるコツ

〈関連ページ〉京都市左京区|新築|M様邸
そとん壁は、100%自然素材の外壁材を使用して左官職人の高い技術力で仕上げるため、一般的な工業化製品の外壁よりも、材料費や施工費がかかります。
家づくりで後悔しないためには、初期費用だけでなく、将来の管理費やメンテナンス費用も視野に入れた外壁選びを心掛けましょう。
そとん壁の価格目安
そとん壁は、設計参考価格として下塗り+上塗りで約15,000~16,000円/㎡(材工)とされています。
これは、一般的なサイディングなどの外壁材に比べて高い価格帯ですが、長期間にわたる耐久性やメンテナンス性が維持される、そとん壁においては、管理の手間やコストがほぼかからない点がポイントとなります。
施工費用を抑えるコツ
そとん壁は、将来性のあるメンテナンスフリーな外壁材ですが、他の素材に比べて初期費用がやや高額になります。
そのため、施工費用を抑えるためのポイントもあらかじめ知っておくのが理想的です。
一般的に凹凸が多い複雑な形状の建物には、足場や施工の手間、時間が必要になるため、余計なコストを抑えるためには、シンプルな形やデザインの家がおすすめです。
例えば平屋の場合は、大掛かりな足場も不要になるため、新築時だけでなく将来のメンテナンスや万が一の修繕が必要な際も、人件費がかかりにくくなります。
そとん壁の耐久性とメンテナンス性
そとん壁は、素材自体の断熱性(省エネ性)・防火性・吸音性・調湿性などが優れているため、無塗装で紫外線や雨風、経年変化にも強いのが魅力です。
また、退色や劣化も起きにくい外装仕上げ材なので、自然な汚れは基本的にセルフクリーニングで対応可能です。
そのため、そとん壁は、10~20年で塗り替えや修繕、張り替えが必要な外壁材よりも、耐久性やメンテナンス性が高く、管理の手間や将来的なコストがかからない素材として、本物志向の新築をご希望の方から選ばれています。
〈関連ページ〉漆喰の外壁とは|汚れ等のメンテナンス、色や種類、費用など後悔しないポイントを解説
まとめ│そとん壁の色選びで理想の新築デザインを実現

〈関連ページ〉京都市左京区|新築|S様邸
そとん壁は、長く愛せる自然素材の家や本格的な家づくりをご検討中の方から注目の、多機能・高性能な外装仕上げ材です。
100%自然素材の味わいを活かした外壁デザインを実現するためには、素材の特徴やお好みの外観、景観との調和を考えた「色選び」を楽しみましょう。
そとん壁の製造者「高千穂シラス」が推奨する施工店である三都の森では、ご家族のマイホームに合う外壁色や仕上げパターン選びのサポートも行っています。
ぜひ、木の家や自然素材住宅との相性バツグンな「そとん壁」で、他にはない贅沢なこだわりの新築を手に入れましょう。
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京都市左京区にあります注文住宅・リノベーション専門の工務店「三都の森」です。
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