注文住宅のおしゃれで機能的な玄関アイデア|間取りの広さや動線、収納の選び方
注文住宅を建てる時に「どんな玄関がおしゃれで使いやすい?」と、お悩みになる方が多くいらっしゃいます。
玄関は、マイホームの印象や日常生活の利便性を決める重要な間取りです。
そこで今回は、玄関づくりでよくある失敗例を参考に、具体的な対策ポイントやおすすめアイデアを、おしゃれな実例と合わせて紹介します。
はじめての家づくりでも分かりやすい、玄関の広さ・動線・収納選びのコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
このコラムのポイント |
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目次
注文住宅の第一印象を決める便利でおしゃれな玄関
>施工事例:京都市左京区|モデルハウス | Bayern-S
玄関は、ご家族やお客様が出入りするだけでなく、住まいの第一印象が左右される重要な間取りです。
日常的な使い勝手はもちろん、家の顔としてのデザイン性や他の間取りとの調和が求められる玄関では、家族構成やライフスタイルに合った適切な広さや動線、収納設計がポイントになります。
そのため、1つの空間でありながら多様な目的・用途が集まるエリアとして、注文住宅を建てる際「どうすればいいか」と悩まれる方も多くいらっしゃいます。
今回は、そんな注文住宅の玄関づくりで悩んだり、後悔したりしないために、押さえておきたい対策ポイントやおすすめアイデアを紹介します。
ぜひ、ご家族にぴったりのプランを探してみてください♪
>関連コラム:自然素材の注文住宅のメリット・デメリット|実例で見る住み心地と特徴
注文住宅の玄関で後悔しないための方法
>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス
まずは、注文住宅の玄関でよくある失敗5例を参考に、事前に知っておくと便利な対策ポイントを解説していきます。
失敗例①玄関スペースが狭すぎる
注文住宅で人気の広いリビングやキッチン。
憧れの間取りを実現するために、ついつい後回しになりがちな玄関が狭くなってしまい、複数人での使用や収納に支障が出てしまうケースがあります。
狭い玄関は、ご家族や来客時の混雑、収納不足による荷物の散らかりやすさにもつながるため、家族構成や使い勝手に合わせた広さ選びが大切です。
対策ポイント:
複数人で同時に使うシーンを想定して、くつの脱ぎ履きがしやすいスペースを確保しましょう。
また、いつでも気持ちよく使えるきれいな空間を確保するために、玄関収納の量や種類に応じたシューズクロークやシューズボックスなどの設置を検討するのがおすすめです。
失敗例②風通しが悪くて暗い
採光・通風窓のない玄関や北向き間取りの場合、風通しが悪くて暗い印象の空間になってしまう可能性があります。
第一印象の悪い玄関を避けるためにも、適切な窓や設備、照明の設置を検討しましょう。
対策ポイント:
日当たりや風通しの悪い玄関は、夏場の蒸れや冬場の冷えにもつながるため、小窓の設置や必要に応じた換気対策を検討してみましょう。
玄関に収納を設ける場合は、夜間の使用や掃除に役立つ、照明やコンセントの配置も忘れずに。
失敗例③他の間取りへの移動が不便
閉鎖的な玄関や廊下の多い間取りの場合、屋内に入ってからリビングやキッチンまでの移動に負担がかかり、日常的なストレスになるケースもあります。
特に、ご家族の仕事やお子様の部活後の衛生動線、買い物後の帰宅動線は、玄関から短くなるほど便利です。
対策ポイント:
玄関からの動線が悪いと、生活や家事の負担増につながるため、ご家族のライフスタイルに合わせた、ストレスのかかりにくいレイアウトに仕上げることが大切です。
例えば、玄関すぐのキッチンパントリーや土間続きの手洗い場など、ご家族の使い勝手に合わせて、検討してみましょう。
失敗例④収納不足で散らかりやすい
玄関収納が足りない場合、ものが散らかりやすく、結果的に使えるスペースも少ない空間になってしまいがちです。
特に、ご家族の人数が多い場合や、くつ類の他に大型の荷物を玄置く予定がある場合は、収納の量や種類に合わせたスペースや棚の確保が必要です。
対策ポイント:
いつでも整理整頓されたきれいな玄関を保つためにも、余裕のある収納設計が大切です。
近年では、オープンな壁面収納や飾り棚を活用したディスプレイタイプや、大きな荷物もすっきり片付く、土間続きのシューズクロークが人気です。
失敗例⑤外から家の中が見えてしまう
玄関の向きや窓の配置によっては、外から家の中が丸見えになってしまうケースがあります。
玄関の採光・通風とのバランスをとりながら、道路や近隣住宅からの目線にも配慮したプライバシー対策が必要です。
対策ポイント:
特に、通りから玄関が近い場合は、目隠しや植栽による防犯・プライバシー対策を施しましょう。
玄関から直結でリビングやキッチンをレイアウトする場合も、専門家に相談しながら、適切な仕切りを検討し、屋内が丸見えにならないよう工夫するのがおすすめです。
>関連コラム:玄関すぐリビングのメリット・デメリット|目隠しアイデアやおしゃれな直結間取りの実例
【実例】注文住宅で人気の玄関アイデア
それでは実際に、三都の森が手掛けた注文住宅の玄関プランを見てみましょう。
吹き抜けリビングが広がる玄関
玄関とリビングが吹き抜けでつながる開放的な間取りの実例です。
玄関を入ってすぐ広々とした吹抜けリビングが広がる間取りなので、コンパクトな土間スペースでも狭さを感じさせません。
玄関の奥には、LDKから見えない設計でシューズクロークを設けて、ウォークスルーで水回りへ移動できる衛生動線も確保しました。
日常と来客動線がある2WAY玄関
廊下のない間取りで人気の2WAY動線のある玄関は、ご家族とお客様がそれぞれ快適に使える動線を確保した設計です。
来客時は、リビング直結動線が活かされるため、ご家族の収納や生活感を隠せるのがポイントです。
ご家族用の間取りには、土間収納⇔ファミリークローゼット⇔手洗い場をレイアウトして、実用的な帰宅動線を実現させました。
インナーガレージとつながるワイドな玄関
>「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-S(京都市)
インナーガレージから、直接玄関にアクセスできる機能的な間取りも注目されています。
特に、雨の日や重い荷物を運ぶ場合に便利で、玄関スペースを広めに確保することで、車からの荷物を一時的に置いておけるのも魅力です。
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玄関とガレージは外からのつながりも良く、ちょっとした雨なら防げる設計で、夜間の移動にも便利なダウンライトがおしゃれです。
明るくて使い勝手のいい土間玄関
無垢材のフローリングと黒の土間のコントラストが美しい玄関に、採光に役立つ窓を設置したデザイン性の高い玄関の実例。
足元を明るく照らす「地窓」やプライバシー性のある「スリット窓」は、玄関に人気の窓タイプで、おしゃれで機能的な空間づくりにも役立ちます。
傘やアウターを片づけるハンガーパイプのある棚や、扉付きのシューズクロークのある玄関で、利便性と清潔感を両立できる、洗練された空間が実現しました。
>関連コラム:シューズクロークのある玄関収納実例5選|理想の広さや動線のポイントを解説
>関連コラム:京都らしい土間玄関や土間収納がある間取りの魅力|便利な活用方法7選と注意ポイント
玄関からはじまる注文住宅のこだわり間取り
最後に、失敗例を参考にした対策ポイントや実例、おすすめアイデアを把握した上で、改めて注文住宅の玄関に最適な方角や広さ、収納、動線について考えてみましょう。
方角や広さの考え方
玄関の方角は、間取りの日当たりや風通しに影響する大切な検討ポイントです。
例えば、東向きや南向きの玄関は、朝から日中の光を取り込みやすく、明るく快適な空間をつくるのに向いています。
一方、西日や寒さが気になる西向き・北向き玄関の場合は、間取りの断熱性を高める工夫や、適切な照明計画が必要になる可能性があります。
>関連コラム:東玄関のおしゃれな間取り成功ポイント|平屋にもいい日当たり・動線・レイアウト設計のコツ
>関連コラム:南玄関の間取りで家事動線を最適化|35~40坪の注文住宅プラン5選
また、ご家族の人数や収納のタイプなどにもよりますが、玄関の広さは2~5人家族で、約1.5~3坪を目安にするのが一般的です。
ただし、実例でも紹介したように、直結する間取りや土間スペースの形状によっては、コンパクトでも広々と使える仕上がりが可能なため、実際のプランニングでは専門家と全体像を確認することが大切です。
収納の種類と動線のこだわり
玄関収納は、ご家族の使い勝手と来客時の見栄えに考慮した設計が求められます。
そのため、収納を設ける場所によって、ディスプレイタイプとクローズドタイプ(扉付き)のどちらがいいかも違ってきます。
さらに、収納と生活・家事動線をつなげる場合は、通り抜け可能な収納スペースの設計で、他の間取りにウォークスルーで移動できるスタイルにする方法も人気です。
「取り出し・片付け」に便利なディスプレイタイプの収納を選ぶ場合も、ご家族用と来客用の動線を分けることで、使いやすさとプライバシーを備えた機能的な間取りが実現します。
まとめ│注文住宅でこだわる快適おしゃれな玄関スタイル
玄関は、ご家族の快適な日常を支える場所であり、またお客様を迎える際は印象のいい空間として整えておきたい間取りです。
ご家族や来客の出入りのしやすさはもちろん、見た目や居心地の良さも考えた、ちょうどいい広さ・動線・収納を検討する際は、多くの実例やアイデア、専門家のアドバイスを参考にすることも大切です。
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