注文住宅の打ち合わせのコツ・決めることリスト|1回目からの流れ、打ち合わせにイライラしない方法も紹介
注文住宅は何度も打ち合わせを重ねて理想の家づくりをしていくのですが、以下のような声をよく耳にします。
「打ち合わせの回数を重ねても家づくりが進まない...。スムーズな打ち合わせのコツを知りたい。」
「決めるべきことが多すぎて疲れた...。いつまでに何を考えればいいのか、決めることリストがほしい。」
そこで今回は丁寧な打ち合わせで多くのご家族の理想の家づくりをサポートしてきた京都・大阪・滋賀のハウスメーカー『三都の森』が、以下の項目をわかりやすく紹介します。
このコラムのポイント |
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スムーズに理想のマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください!
目次
注文住宅の打ち合わせ7つのコツ
はじめに、理想の家づくり成功につながる、注文住宅の打ち合わせのコツを紹介します。
- 総予算(住宅ローン借入額+現金支出額)を明確にハウスメーカーへ伝える
- 相性の良いハウスメーカーを厳選する
- ハウスメーカーの標準仕様を確認しておく
- 要望を伝える&ハウスメーカーの話をよく聞く
- 打ち合わせ内容を録音・記録する
- ご家族の中から打ち合わせの主役を1人決める
- 決めることリストをつくり、打ち合わせ前にご家族間で話し合い
ご家族の貴重な打ち合わせ時間を有意義なものにするために、それぞれのコツを確認しましょう。
総予算(住宅ローン借入額+現金支出額)を明確にハウスメーカーへ伝える
総予算は以下のような項目に影響するため、総予算を明確に伝えないと曖昧な打ち合わせをすることになり、家づくりが進みません。
また打ち合わせが進んでから予算を変更すると、打ち合わせ内容が振り出しに戻ることがあるため、必ず初めに総予算額を明確にハウスメーカーへ伝えましょう
【総予算が影響する項目】
- 土地面積
- 延床面積
- 建材・設備選び
- 実現できるデザイン・住宅性能 など
住宅ローンの借入額は、住宅ローンを利用する金融機関の仮審査を受けて借入可能額を確認しておきましょう。
現金支出額は、余裕を持って支出できる額を検討することをおすすめします。
相性の良いハウスメーカーを厳選する
気になるハウスメーカーをいくつかピックアップしたら、各社と実際に打ち合わせの機会を設けて、ご家族との相性を確認してください。
特に注文住宅は決めることが多いため、意思疎通がスムーズで信頼できるハウスメーカーを選ぶことは、打ち合わせを成功させる最大のコツと言っても過言ではありません。
京都・大阪・滋賀でマイホームの建築を依頼できるハウスメーカーをお探しの方は、三都の森へお問い合わせください。
丁寧に打ち合わせを重ね、「高性能・低燃費・ローメンテナンス」で長く愛着をもって暮らしを楽しめるマイホームのプランを提案いたします。
〈お問い合わせ〉
※三都の森はお預かりしたお客様情報を厳重に管理し、資料・イベント案内のお知らせ・お問い合わせへの連絡以外には使用致しません。ご安心下さい。
また電話や訪問等での営業・勧誘は一切行なっておりませんので、ご安心下さい。
ハウスメーカーの標準仕様を確認しておく
標準仕様の内容によって打ち合わせで決めるべき項目が変わるため、前もって標準仕様を確認しておくことも、注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるコツです。
【標準仕様の項目例】
- 住宅性能(断熱等級・耐震等級など)
- 設備(水回り設備のメーカー・グレード、内装・外装の素材・メーカーなど)
- 付帯設備・工事(エアコン、カーテン、外水道など)
要望を伝える&ハウスメーカーの話をよく聞く
「ご家族の要望を伝える」「ハウスメーカーの話しをよく聞く」どちらも、打ち合わせでの意識のズレを解消し、イメージを共有するのに役立ちます。
打ち合わせ内容を録音・記録する
ご家族・ハウスメーカーが打ち合わせでよく話し合っても以下のような問題が発生することがあるため、打ち合わせ内容を録音・記録してトラブルを防止しましょう。
- 打ち合わせで伝えた内容が見積もり・設計図に反映されていない
- 打ち合わせで営業担当者に伝えた内容が、施工担当者に伝わっていない など
ご家族の中から打ち合わせ・家づくりの主役を1人決める
「ご家族の要望を取りまとめ、連絡の窓口になる主役」を1人決めることで、打ち合わせ・打ち合わせ外の連絡がスムーズになります。
二世帯住宅を検討中の方は、こちらの記事で後悔しないプランの組み立て方を確認できます。
〈関連ページ〉二世帯住宅は完全分離なら後悔を避けられる?
決めることリストをつくり、打ち合わせ前にご家族間で話し合い
注文住宅は、ご家族の要望を1つずつ積み上げて理想通りの家づくりをできる点が魅力ですが、規格住宅・建売住宅と比較すると「決めること」が非常に多いという特徴があります。
・決めるべき項目に対する結論をご家族間でまとめておく
・結論が出ない場合でも、予算・デザインなどの方針をご家族間でまとめておく
・要望・疑問がある場合はメモしておき、打ち合わせ時に伝える
注文住宅の打ち合わせのコツを紹介してきました。
「ご家族間で決めるべきこと」「ハウスメーカーのサポートを活用するべきこと」を分けたうえでご家族・ハウスメーカーが協力し合うことで、打ち合わせをスムーズに進められます。
次の章で「注文住宅の打ち合わせで決めることリスト」も具体的に紹介するので、確認していただけると幸いです。
注文住宅の打ち合わせで決めることリスト
注文住宅は、以下の項目をご家族が自由に組み合わせてプランを作成可能です。
- 間取り
- 設備
- デザイン
- 内装
- 外装
- 費用
- 外構
- 補助金・認定制度等
- 性能
各項目で決めることリストを、具体的に紹介します。
間取り
間取り関連では、打ち合わせ前に以下の項目をご家族で決めておきましょう。
【間取り関連の決めることリスト】
- 居室数&各居室の広さ
- 各階に必要な居室数・水回り設備の種類と数
- 水回り設備の数(キッチン・浴室・トイレ・洗面)
- 居室以外に必要なスペース(ランドリールーム・ファミリークローゼット・ワークペースなど)
- 間取りに取り入れたい造作(スキップフロア・回遊動線など)
- 必要な収納容量
必要な収納容量については、可能であれば現在お住まいの住宅の間取り図を用意して以下のようにメモをしておくことで、ハウスメーカーが適切な収納容量・収納場所を間取りに取り入れやすくなります。
- 「ここに収納がほしい」
- 「収納があるけど容量が足りない」
- 「収納があるけど使い勝手が悪い」 など
収納容量・収納場所の決め方を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉注文住宅の収納で失敗しない考え方のポイント
設備
設備関連では、打ち合わせ前に以下の項目をご家族で決めておきましょう。
【設備関連の決めることリスト】
- キッチンの熱源は、ガス・オール電化どちらにするか
- 各水回り設備(キッチン・浴室・トイレ・洗面)のサイズ
- 給湯器の種類(ガス・電気・ガスと電気のハイブリット・石油)
- 「太陽光発電」「床暖房」など、特別に採用したい設備
- コンセントを設置したい場所
- 設備につけたいオプション機能(例:浴室乾燥機、タッチレス水栓など)
オプション機能に関しては、ハウスメーカーが標準仕様で提供している設備の内容を確認すると、追加で採用したい機能を考えやすくなります。
デザイン
デザイン関連では、打ち合わせ前に目指すデザインテイストをご家族で決めておきましょう。
注文住宅のデザインテイスト例は、以下のとおりです。
- ナチュラル
- モダン
- 和モダン
- 和風
- 北欧風
- カリフォルニアスタイル
- ホテルライク など
【例:ナチュラル】
【例:モダン】
ハウスメーカーによってデザインテイストの捉え方が違う場合もあるため、ご家族で目指すデザインテイストを決めておくことは、ハウスメーカーを最終選定する場面でも役立ちます。
内装
内装関連では、打ち合わせ前に以下の項目をご家族で決めておきましょう。
【内装関連の決めることリスト】
- 壁の素材(漆喰などの自然素材、クロスなど)
- 床の素材(無垢フローリング、合板フローリング、畳など)
- 建具の種類(引き戸or前後に開閉するドア、ふすま、障子など)
- 照明の位置、種類(ペンダントライト・ダウンライト・シーリングライトなど)
- その他「エアコンを壁の内側に隠したい」「室内窓を設置したい」などの要望
注文住宅に自然素材を採用することを検討中の方は、こちらの記事で住み心地などを確認できます。
〈関連ページ〉自然素材の家の魅力とは|特徴(メリット・デメリット)や住み心地、施工事例を紹介
京都・大阪・滋賀で自然素材の家づくりを検討中の方は、三都の森にお問い合わせください。
三都の森は、工業化製品を排除した自然素材の家づくりに取り組んでいます。
〈お問い合わせ〉
※三都の森はお預かりしたお客様情報を厳重に管理し、資料・イベント案内のお知らせ・お問い合わせへの連絡以外には使用致しません。ご安心下さい。
また電話や訪問等での営業・勧誘は一切行なっておりませんので、ご安心下さい。
外装
外装関連では、打ち合わせ前に以下の項目をご家族で決めておきましょう。
【外装関連の決めることリスト】
- 外壁の素材(漆喰などの自然素材、ガルバリウムなどの金属系など)
- 屋根のかたち(片流れ屋根・寄棟屋根・陸屋根など)
- 屋根の素材(瓦・ガルバリウムなどの金属系など)
- 玄関位置、つくり(玄関ポーチを広くしたいなど)
- 窓のデザイン・サイズなどの要望
- その他「エアコン配管を露出させたくない」などの要望
外構
外構関連では、打ち合わせ前に以下の項目をご家族で決めておきましょう。
- 玄関ポーチのデザインイメージ
- 駐車場に車を停める台数
- 庭のデザインイメージ
- 隣地との境界に建てる塀・柵などのデザインイメージ
外構費用は意外と高額なので、総予算に含めてプランを組み立てることが大切です。
またハウスメーカーに外構工事を依頼できるか、マイホーム完成後に別業者に依頼する必要があるかを、打ち合わせ時に確認してください。
補助金・認定制度等
国・各自治体がマイホームを新築時に活用できる補助金制度を実施していて、設計段階から申請準備が必要な補助金制度があります。
そのため、ハウスメーカーとの打ち合わせ前に「活用できる補助金制度」を調べておき、打ち合わせの早い段階で「補助金を活用したい」とハウスメーカーへ伝えることをおすすめします。
【補助金制度の種類】
- 省エネ性能が高い住宅に対する補助金
- 多世帯同居を始める住宅に対する補助金 など
また、以下のような省エネ性・耐久性が高い住宅としての認定を受けることで、申請できる補助金もあります。
- 長期優良住宅
- ZEH住宅 など
そのため、認定制度等の申請についても、打ち合わせ前にご家族で検討しておくことが大切です。
長期優良住宅・ZEH住宅の性能等を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉長期優良住宅とZEHの性能や補助金、住宅ローン控除の違い|比較時の注意ポイントを解説
性能
住宅性能には以下のような種類があり、ハウスメーカーは標準仕様の住宅性能をホームページなどで公表しています。
ハウスメーカーの標準仕様以上の性能を求める場合には、打ち合わせ前にご家族でどの程度の性能を要望するかを決めておきましょう。
- 断熱性能
- 耐久性能
- 省エネ性能
- 耐震性能 など
断熱性能について、高い断熱性能をもつ住宅のメリット・デメリットをこちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉【高気密高断熱住宅に住んでみて分かる】12のメリット・デメリット&6つの注意点
三都の森は、高い断熱性能・耐久性能・省エネ性能を持つ自然素材の家を、標準仕様で提供しています。
京都・大阪・滋賀で1年を通してTシャツ1枚で過ごせる・きれいな空気の中で暮らせる家づくりをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
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注文住宅の打ち合わせリストを紹介してきました。
ご家族独自の要望、マイホームを建てる土地の立地・周辺環境などによっては、ほかにもご家族がリードしてプランに取り入れるべき項目が出てくる可能性があります。
そのため、思いついたことはメモをしておき、注文住宅の打ち合わせに活用してください。
注文住宅の打ち合わせ1回目からの流れ・期間
注文住宅の打ち合わせのコツ・決めることリストを確認したので、次に1回目の打ち合わせからマイホーム完成までの流れも把握しておきましょう。
ハウスメーカー選び・土地選びの時点からの家づくりの流れを、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉家づくりの流れと期間 何から始める?工務店選びと土地探しのタイミングはいつ?
契約前の打ち合わせの流れ・期間
契前の打ち合わせの流れは以下のとおりで、期間は3〜6ヶ月ほどが目安です。
契約前の打ち合わせの流れ (打ち合わせ回数の目安:5〜10回前後) |
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複数のハウスメーカーと初回打ち合わせ ↓ 各ハウスメーカーが間取りプランを提出し、1〜2回の打ち合わせを実施して最終的に依頼するハウスメーカーを決める ↓ 依頼するハウスメーカーと「注文住宅の建築費」が決まるまで打ち合わせを重ねる。 ↓ 契約(この時期にまでに土地取得、住宅ローン契約などもあわせて実施) |
契約後の打ち合わせの流れ・期間
契約後は着工して注文住宅の工事が進んでいき、工事の進捗状況に応じて打ち合わせを実施することになります。
契約後の打ち合わせ期間は、6〜9ヶ月ほどが目安です。
契約前の打ち合わせの流れ (打ち合わせ回数の目安:5回前後) |
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工事の進捗状況に応じて、主にデザイン面に関する打ち合わせを実施する ・内装・外装デザイン ・外構デザイン など ↓ 打ち合わせ・現場見学を実施し、設計図・見積書通りに工事が進行しているかをご自身でも確認 |
注文住宅完成後の打ち合わせの流れ・期間
注文住宅完成後の打ち合わせは1〜2回で、引き渡しと同時に完成時の説明を実施して、すべての打ち合わせが終了するケースもあります。
ただしここでハウスメーカーとの関係が終了するのではなく、注文住宅完成後も、アフターフォロー・定期点検などでハウスメーカーとの付き合いは続いていきます。
「注文住宅の打ち合わせが進まない・疲れた」とイライラしない方法
注文住宅の打ち合わせのコツ・決めることリスト・家づくりの流れを確認したことで、「注文住宅を希望しているけど、大変そう...」と不安を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最後に、「注文住宅の打ち合わせが進まない・疲れた」とイライラしない方法も紹介するので、家づくりを始める前の心構えとして参考にしていただけると幸いです。
「注文住宅の打ち合わせが進まない・疲れた」とイライラしない方法 |
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注文住宅が完成するまでに、少なくとも10回以上の打ち合わせを実施することとなります。
また打ち合わせの回数を重ねていても、「打ち合わせの対応に違和感がある」「意思疎通がスムーズではない」などでイライラが募る場合、特に契約前であれば「ハウスメーカーを選び直す」という選択肢があることも、念頭に置いておいていただけると幸いです。
まとめ
注文住宅はゼロから理想の家づくりができる点が魅力ですが、打ち合わせ内容が多岐に渡るため、前もって「打ち合わせのコツ」「決めることリスト」を把握しておくと、家づくりをスムーズに進められます。
今回紹介した情報を参考に、楽しみながら理想の注文住宅づくりを進めていただけると幸いです。
『三都の森』の施工エリア |
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三都の森((株)ディー・ファー)
京都市左京区にあります注文住宅・リノベーション専門の工務店「三都の森」です。
家づくりに役立つ情報を発信しています。
登録・免許
【一級建築士事務所】 京都府(29A)第01709号
【一般建設業許可】 京都府知事(般-30)第37775号
【宅地建物取引業】 京都府知事(3)第12944号
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