冬も「暖かい」快適な室内温度が保てる住まい|暖房なしで暮らせる高断熱・高気密性能

寒さが厳しい冬でも「一定の室内温度が保てる住まい」「暖房なしで過ごせる家」は理想的ですよね。
ただ暖房に頼る暮らしでは、部屋ごとの温度差や乾燥にお困りの方も少なくありません。
そこで今回は、低燃費でありながら冬の適温20℃以上を保ち、寒さや健康リスクに悩まされない快適な家づくりのポイントを解説していきます。
三都の森の「家計にも優しい」高断熱・高気密住宅の仕組みも紹介しますので、性能選びの参考にしてみてください。
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目次
冬の寒さを解消する快適な室内温度とは

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冬の寒さが気にならず、太陽の光で暖かい快適な室内温度が保てる住まいでは、日中は暖房なしで心地よく過ごせます。
近年、高い住宅性能の家が増えることに伴い、エアコンに頼らないエコな暮らしを実現する新築設計や対策方法にも注目が集まるようになってきました。
快適な冬の室内温度の目安
厚生労働省や国土交通省は、WHO(世界保健機関)が推奨する18℃以上を冬の適切な室温としています。
だたし、赤ちゃんや小さなお子様で体温調節が難しい場合は、室温を20~25℃程度まで高めに設定するのがおすすめです。
高齢者や体温調節機能が低下している方においても、冬の寒さを感じにくい20~22℃設定が目安で、睡眠時の快適な室温とされる18~22℃の範囲を超え過ぎないのがポイントになります。
また、室内におけるペットの飼育環境を考える場合も同様で、通年20~23℃程度の温度設定が理想的です。
なお、最適な室内温度を検討する際は、湿度40~60%を維持できる環境を整えることも大切です。
暖房なしで暮らせる家の魅力
近年の新築は、省エネ性能が重視され、暖房なしでも寒さを感じにくい家が多い傾向です。
外気の影響を受けにくい断熱性能や構造・開口部のすき間を防ぐ気密性能の両立で、最適な温熱環境が保たれる家では、以下のような魅力的な暮らしが実現します。
- 年中快適な室温で過ごせる
- 光熱費が節約できる
- 部屋ごとの温度差が解消される
- ヒートショックなどの健康リスクが避けられる
- エアコン使用による乾燥が抑えられる
- ストーブや石油ヒーターによる火災が防げる
三都の森の暖房なしで暮らせる高断熱・高気密な家は、換気計画・湿気対策も含めたトータル設計でご家族の生活を守るため、吹き抜けのような自由で開放的な間取りをお考えの方にもおすすめです。
〈関連ページ〉吹き抜けリビングの寒さ対策7選|間取り設計の工夫と暖かい家の成功実例
冬の室内温度が下がりやすい理由

〈関連ページ〉「低燃費・快適住宅・ローメンテ」の自然素材注文住宅 モデルハウス Bayern-S(京都市)
冬の室温が18℃以上に保てず、底冷えや寒暖差がある住まいでは、不快なだけでなく、ヒートショックや睡眠の質の低下など、さまざまな健康上のリスクが懸念されます。
まず、室内温度が下がりやすい家の原因と対策を見ていきましょう。
外気温の影響を受けやすい
断熱性が低い住まいでは、外気温が下がるにつれ室内の温度も影響を受けやすくなります。
壁や床、窓を通して外からの冷えが伝わりやすく、室内の熱が逃げやすい場合、エアコンやストーブを使用しても暖房効率が下がってしまいます。
外気に左右されない年中快適な室内温度の家を建てるためには、冷暖房効率を高める高性能な断熱材や窓、サッシの導入や「内断熱」と「外断熱」のダブル断熱構造の採用を検討するのがおすすめです。
〈関連ページ〉ダブル断熱とは?メリット・デメリットと「内断熱」「外断熱」工法の特徴を解説
窓やドアから暖房の熱が逃げる
高性能な断熱材や設備を採用しても、構造や開口部のすき間が多ければ、暖房によって暖められた空気や熱も失われてしまいます。
特に、窓やドアなどの開口部は、住宅の中でも熱が逃げやすい部分です。
また、年中一定の温熱環境を保つためには、住まいの気密性を高めること重要で、暖房に頼らない快適な家を実現するためには、断熱性能と気密性能の両立が欠かせません。
そのため、真に「冬も暖かい家」を建てるためには、高い気密性能に基づく熟練した施工技術と徹底した現場管理が求められます。
〈関連ページ〉断熱等級5は不十分?等級6との違いを解説|未来基準の性能選びと建築費・光熱費のバランス
日当たりや空気循環が悪い
日中の日射取得や換気計画、湿度管理も快適な室内環境維持に欠かせないポイントです。
日当たりが悪い間取りや空気が循環しづらい動線の住まいでは、光熱費がかかりやすく、暖房を使用しても部屋ごとに温度差が生じてしまいます。
自然光の明るさや暖かさを取り込める、南向きリビングや吹き抜け窓を活かした全館空調の家で、温度ムラのない快適な住まいを目指しましょう。
三都の森の全館空調の家では、冬の乾燥や夏の蒸し暑さを抑える空気の循環システムで、住まいまるごと快適な環境をつくります。
〈関連ページ〉全館空調とは?電気代の後悔を防ぐシステム導入のメリット・デメリットと対策を解説
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冬も室内温度を一定に保つために必要な住宅性能

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京都の厳しい冬でも暖かく快適に暮らせる家を実現するためには、住まい全体の断熱性や気密性を高め、日射取得や空調管理の方法を工夫する必要があります。
ここでは、三都の森の高品質・高性能な家づくりのポイントを具体的に紹介していきます。
断熱性能を高める
住まいの断熱性能を知るには、どれだけ熱が逃げやすいかを示すUA値(外皮平均熱貫流率)で、数字上の確認が可能です。
三都の森では、日本最高水準のUA値「0.26W/㎡K」(断熱等級7)を全棟で実現し、エネルギー効率の高い家を叶えています。

なお、三都の森の「モデルハウス」2025年2月6日の実測データでは、外気温マイナス6.3℃の朝の時点においても室内温度21.6℃を保つ結果が示されています。
断熱等級7の家で、最低限の暖房でも冬の快適な室温18~20℃以上をクリアする、安定した環境づくりを目指しましょう。
〈関連ページ〉断熱性能が高い住宅のメリット・デメリット|断熱性能等級・UA値の見方と会社選びのコツを解説
〈関連ページ〉断熱等級7のメリットとデメリット|省エネ性能・快適性・会社選びで後悔しない方法
気密性能の向上で高い断熱性を発揮させる
高性能な断熱材を使用していても気密性能が不十分な家では、本来の断熱性能が発揮されません。
気密性を示すC値(相当隙間面積)を「高気密」とされる1.0cm²/m²以下の家を選ぶことで、寒さによるストレスや健康リスクのない環境を整えましょう。
三都の森では、全棟標準でC値0.5cm²/m²以下を実現しています。
例えば、トリプルガラス+樹脂サッシの窓を採用するなど、熱や冷気が逃げにくい構造を守ることで、外気温が大幅に変動する季節を通しても「年間の冷暖房費12万円以下」の水準が可能になります。
〈関連ページ〉気密性の高い家のメリット・デメリット|C値基準と湿度・カビ対策のポイントも解説
日射取得の工夫でエアコンの設定温度を抑える
エアコンの設定温度は、そのまま「室温」になるわけではなく、実際は設定値よりも冬は低く、夏は高くなるのが一般的です。
つまり、エアコンの機能だけで、室内の温度を管理するのは難しく、住まいの断熱性や気密性を両立させた上で、適切に日中の日射取得を促す設計も必要です。
三都の森では、デザイン的な開口設計だけでなく、プライバシー性と暮らしの快適性にこだわった採光・窓の配置計画で、自然の恩恵を最大限に活かした高効率な温熱環境を導き出します。
空調管理システムで温度ムラのない環境づくり
暖房なしでも快適な室内温度と湿度が一定に保たれ、どの部屋においても温度ムラのない環境をつくるためには、住まい全体の空調管理が必要です。
冬でも乾燥に悩まされない安定した湿度や、足元から冷えない空気の循環システムを取り入れることで、体感温度が高まり暖房の使用頻度も減らせます。
三都の森では、住まい全体の空気の流れと温熱環境を計算して、夏は小屋裏エアコン、冬は床下エアコンを稼働させる「全館空調」を採用、年中冷暖房効率が高い住まいを実現しています。
〈関連ページ〉平屋が暑いのは本当?屋根や壁、窓の断熱設計で夏も冬も快適に過ごせる家づくり
新築注文住宅で冬も暖房に頼らない家づくり

〈関連ページ〉京都市左京区|新築|M様邸
冬も快適な室内温度の家は、新築の初期段階からしっかり計画することが大切です。
自由設計の注文住宅でゼロからプランニング
冬は暖かい夏は涼しい新築を建てるためには、まず土地の方位や日当たり・風通し、周囲の建物など、現地の特性を詳しく調査した上での家づくり計画が欠かせません。
特に、寒暖差が激しい京都のような地域では、住まい全体の断熱性や気密性の向上と適切な換気計画や湿度対策を組み合わせた、総合的に精度の高い住宅設計が求められます。
自由設計の注文住宅だからこそ可能な土地探しからの綿密なプランニングで、長く快適に暮らせる住まいを実現させましょう。
〈関連ページ〉三都の森の「プランニング」
暖房なしでも快適・健康的な住まい
暖房なしでも快適に暮らせる住まいでは、エアコン使用による乾燥やストーブ・ヒーターなどによる火災発生リスクからも守られます。
また温度差のない環境では、ヒートショックや片頭痛、不眠など、健康面における安全性も確保されやすく、小さなお子様から高齢者、ペットまで快適に暮らせる環境が実現します。
冬の光熱費を節約
高断熱・高気密な住まいでは、冬でも安定した温熱環境が守られるため、京都のような寒冷地においてもエアコンの設定温度を高める必要がありません。
朝夕に暖房を使用する場合でも、日中の稼働時間が抑えられるため、光熱費がかかりやすい冬期においてもランニングコストが抑えられます。
また、エアコン設定温度と体感温度の差も解消されやすく、無理なく暖房を控えながらエコな生活を実現できるのが最大の魅力です。
まとめ│冬も暖房なしで快適な室内温度の家を目指す

〈関連ページ〉京都市左京区|アウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅
冬でも「暖房なし」で快適な室内温度の家を建てるためには、住まいの断熱・気密・日射・換気・湿度などのバランス設計が重要です。
断熱性・気密性に優れた断熱等級7の住まいでは、京都のような寒冷地でも三都の森「モデルハウス」の実測データに基づく、安定した温熱環境が守られます。
寒い地域でも暖房に頼らず、冬の底冷えや乾燥、急激な温度変化からご家族の健康を守る、安全で快適なマイホームを実現させましょう。
三都の森では、実際の室温データを公開した「モデルハウス見学会」などのイベントも随時開催していますので、ぜひお気軽にお問合せください。
京都市での注文住宅は地元に強い工務店で!

京都市に住宅を新築する際には、全国どの地域にもある都市計画法の他に、京都独自の景観に対する基準を踏まえて家づくりを進めなくてはなりません。その為、京都市の景観条例を熟知している地元の工務店での家づくりが安心です。
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