建売住宅で後悔を防ぐためのチェックポイント|注文住宅との違いと失敗しない選び方
価格を抑えて建売住宅を購入したけど、いざ入居してみると間取りや設備の使い勝手が悪く、後悔したという方も少なくありません。
建売住宅は、入居までの期間を早めたい方や、実際の物件を内覧した上で購入を決めたい方におすすめですが、事前に把握しておくべきポイントが意外と多いのも特徴です。
そこで今回は、建売住宅を選んで後悔しないためのチェックリストを紹介します。
建売住宅と注文住宅それぞれのメリット・デメリットも解説しますので、ご家族のライフスタイルや希望予算に合わせた、理想の住まい選びの参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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目次
建売住宅で後悔してしまう原因とは
>光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅
まずは、建売住宅で後悔する主な原因について探ってみましょう。
購入を決める前に、物件や価格に関する情報不足があると失敗リスクも高まるため、事前に対策ポイントを知っておくことが大切です。
内覧のチェックが甘かった
建売住宅の購入を検討する場合、完成済みの物件を内覧できるため、マイホームをお探しの方が暮らしをイメージするのに役立ちます。
しかし、はじめて物件を内覧する方にとっては、出来上がった住まいの内装やインテリアなど、見た目の良さに注意が向きやすく、間取りや収納など実用的な部分の確認が不十分になりがちです。
特に新築の場合、どの間取りも新しくおしゃれに見えますが、実際の生活では使い勝手のいい動線や収納、空間が求められるため、家族構成やライフスタイルに合う設計かどうかもじっくり確認する必要があります。
また、住まいの断熱性能や施工品質など、暮らしの快適性やメンテナンス性に関わる部分も、後々の後悔を防ぐために大切なチェックポイントです。
価格だけを見て決めてしまった
建売住宅の場合、土地と建物のセット販売やモデルハウスとして使用した物件を安くで提供しているケースがあり、一から設計する注文住宅よりも相場が低い傾向です。
そのため、立地条件や間取りの利便性、ランニングコストなど、長期的な住み心地や出費を考慮せず、購入を決めてしまうケースがあります。
また、お子様の入園や入学に合わせて新築をお考えの場合、スケジュールが迫る焦りから、価格だけで契約してしまうケースも少なくありません。
内覧はもちろん、打ち合わせや相談会でのスタッフの対応や実績、実例も参考にしながら、信頼できる住宅会社を選びましょう。
注文住宅との比較検討が足りなかった
注文住宅での仕上がりや予算のかけ方など、オーダーメイドな家づくりとの違いを理解しないまま、建売住宅を選択してしまうと、SNSや雑誌などでオリジナル設計を見た時に後悔してしまう可能性があります。
近年では、デザイン性の高い間取りや機能的な設備、効率的な収納スタイルなど、こだわりが詰まった自由なプランが多く、おしゃれな実例を目にする機会も増えています。
そのため、複数物件や他のプランとの比較をせず新築を決めてしまうと、後々の後悔につながりかねません。
マイホームを選ぶなら、まず建売住宅や注文住宅それぞれの特徴を把握した上で、ご家族に合ったプランを検討してみましょう。
>関連コラム:注文住宅と分譲住宅・建売住宅の違いは価格と比率だけ?
>関連コラム:京都市の新築一戸建て分譲住宅は2000万円台で購入できる?
建売で後悔しないためのチェックポイント
それでは、建売住宅の購入で失敗を防ぐために必要な、事前チェックポイントを1つずつ見ていきましょう。
ライフスタイルを想定して間取りをチェック
家族構成やライフスタイルに合った間取り選びは、便利で快適な暮らしに欠かせないポイントです。
理想の間取りかどうかをチェックするためには、実際の生活を想定した家具の配置やご家族の生活・家事動線を見直す必要があります。
また、ご家族のライフステージの変化にも対応する柔軟性のある間取りを選ぶことで、入居後の後悔リスクが下げられます。
動線と収納の実用性をチェック
動線の悪さや収納不足は、日常生活で特にストレスを感じやすいポイントです。
例えば、キッチンからランドリールームへの移動距離や収納スペースの広さなど、家事効率や実用的な空間の有無も確認してみましょう。
また、ご家族1人1人の動きを見直し、混雑しそうなスペースや動線が行き止まる場所がないかをチェックするのも重要です。
立地条件をチェック
購入をご検討の建売住宅がどんな立地環境にあるかを確認することも大切です。
マイホームから日常的に徒歩やマイカーで行きやすい範囲に学校やスーパー、病院などがあるかどうかを事前にチェックしておきましょう。
また、駅やバス停が近い場合は、交通の利便性だけでなく騒音や周辺の治安を確認することも大切です。
時間帯ごとの採光・通風をチェック
立地環境を見る際は、住まいの日当たりや風通しも確認しておきましょう。
例えば、内覧時は問題がないように見えても、近くに高いビルや家がある場合、季節や時間帯によって採光・通風が遮られる可能性があります。
また、立地条件が良くても間取りによって、十分な自然光や風が取り込めない場合もあるため、部屋ごとに窓の配置や大きさをチェックしておくのもポイントです。
施工品質とアフターサービスをチェック
長く快適な住まいを選ぶためには、内覧だけでは見えづらい住まい性能や施工品質を確認しておくことも大切です。
マイホームの安全性や耐久性に直結する重要な部分になるため、施工会社の実績や評判をあらかじめ調べておくのもおすすめです。
また、内覧や打ち合わせの際には、万が一の不具合に備えて、住宅保証の期間・内容やアフターサービスの充実度などもチェックしておきましょう。
>関連コラム:新築でやっておけばよかったこと12選|後悔しない間取り・設備・外構・性能選びのポイント
建売住宅VS注文住宅のメリット・デメリット
建売住宅を選ぶ際は、事前に注文住宅との違いやそれぞれの魅力と注意ポイントを押さえておくのが理想的です。
建売住宅のメリットとデメリット
完成済み物件を実際に見て購入を決められる建売住宅は、短期間で入居スケジュールが組める一方、間取りやデザインのプランニングに関われないため、物件によっては妥協が必要な部分が出てくる可能性もあります。
以下で、建売住宅のメリット・デメリットを分かりやすくまとめてみましょう。
建売住宅のメリット
- 短期間で新築に入居できる:契約後すぐに新しい家での生活が始められる。
- 住宅ローンの手続きがシンプル:既に完成している物件を購入するため、住宅ローンでの一括支払いが可能。
- 予算内でマイホームを購入しやすい:注文住宅よりもリーズナブルな相場で新築が手に入りやすい。
建売住宅のデメリット
- 間取りやデザインの自由度が低い:決められた間取りや内装をベースに家具やインテリアを選ぶ必要がある。
- 他の購入希望者が内覧している場合がある:人気物件の場合、多くのご家族が内覧している可能性がある。
- 施工過程が確認できない:購入時は既に完成済みのため、土地の状態や建築過程が直接確認できない。
>関連コラム:「注文住宅」と「分譲住宅」の違いとは?|価格や住み心地の特徴を解説
注文住宅のメリットとデメリット
>【断熱等級7・耐震等級3・全館空調の家】the Class ーザ・クラスー モデルハウス
注文住宅は、一からご家族の暮らしやご希望に合わせて、間取りや内装、設備を決めるため、設計の自由度が高い一方、プランニングの段階では完成形がイメージしづらく、入居までに8か月~1年以上かかる場合があります。
注文住宅のメリット
- 暮らしに合わせた家づくりができる:間取りや内外装が自由に選べるため、ライフスタイルやお好みに合ったプランが選べる。
- 理想の土地が選べる:立地条件や希望エリアにこだわれる。
- 施工過程が直接確認できる:建築現場への立ち会いや進捗状況、仕上がりの確認が可能。
注文住宅のデメリット
- 完成形のイメージが難しい:マイホームが完成するまで、実際の雰囲気や使い勝手が分かりにくい場合がある。
- 費用と時間がかかる:打ち合わせ・プランニングに約2~3か月、着工から完成までに約6~1年以上かかる場合があり、予算も建売住宅より相場が高い傾向。
- スケジュール管理の負担:打ち合わせの積み重ねや完成までのスケジュール管理が必要。
>関連コラム:注文住宅で「後悔ばかり」にならない設計と計画のコツ|間取りや設備、費用の失敗例と対策を詳しく解説
建売住宅と注文住宅の理想的な選び方
>光が降り注ぐ吹抜リビングとアウトドアリビングのある省エネ快適分譲住宅
最後に、理想の住まいを手に入れるために必要な住宅選びのポイントを紹介します。
トータルバランスを考えた住宅プラン選び
設計の自由度や入居までの期間、コスト面など、建売住宅と注文住宅では、単純に比較できないポイントが多く、依頼する住宅会社によっても仕上がりの満足度が変わってきます。
ご家族の暮らしやご希望に合う理想の住まいを実現させるためには、それぞれのメリット・デメリットをご家族で、じっくりすり合わせることが大切です。
また、気になる住宅会社のモデルハウス見学会や相談会にも参加して、実際の家づくり性能や品質をご家族の目で確認するのもおすすめです。
複数の物件・プランの比較で理想を追求
建売住宅でも注文住宅でも、複数の物件や実例を比較検討することで、よりご家族の暮らしやご希望に合うプラン実現しやすくなります。
建売住宅の内覧時に限らず、気になる住宅会社の基本性能や施工品質、実績、実例を参考にしながら、条件やセンスがご家族の理想と合うかどうかをチェックしてみましょう。
入居後もトラブルや不具合のない新築を手に入れるためには、スタッフや設計・建築士のコミュニケーション力や提案力を見極めることも大切です。
家計に合うプランの住宅ローンと資金計画
建売住宅では、土地と建物の一括で住宅ローンが組めるため、融資選びや手続きがシンプルで、入居後の返済計画が立てやすいのも特徴です。
注文住宅では土地代と建築費用の支払い時期が異なる場合があるため、自己資金の確保やつなぎ融資の検討が必要になるケースがあります。
新築プランを選ぶ際は、ご家庭の家計や支払い方法に合わせた資金計画が大切です。
>関連コラム:分譲住宅と注文住宅 京都市の新築一戸建てならどちらがおすすめ?
>関連コラム:注文住宅の住宅ローン活用ガイド|審査から支払いまでの流れや実行のタイミングを解説
まとめ│建売住宅と注文住宅を理解して理想の暮らしを実現
建売住宅を選んで後悔しないためには、他の住宅プランとの比較や入居後の暮らしをイメージした内覧での詳細なチェックが欠かせません。
ぜひ、ご家族の自由で快適な暮らしが実現する、理想のマイホームを検討してみましょう。
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