便利な書斎の間取り実例と設計ポイント|3畳からのこだわり空間を理想のレイアウトで実現
好きな時間に仕事や趣味に没頭できる「書斎」がある間取りは素敵ですよね。
近年では、リモートワークや自宅学習、趣味などに利用できる「プライベート空間」を新築マイホームに取り入れる方が増えています。
今回は、メリハリのある快適な暮らしづくりにおすすめの「書斎」の魅力や設計時の注意ポイントから、最適な広さ・レイアウト選びに役立つ情報まで、分かりやすく解説します。
3畳前後の使い勝手や理想の空間づくりのコツが分かる、三都の森のおしゃれな間取り実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
このコラムのポイント |
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目次
注文住宅に書斎を設けるメリットと注意ポイント
注文住宅で「書斎のある間取り」をお考えなら、まずは書斎を持つことで可能になる暮らしのイメージをしっかり描いてみましょう。
【書斎がある間取りのメリット】
- 自分だけの時間・作業場所が確保できる
- 仕事や趣味に集中できる
- 仕事や趣味関係の書類や機器を安全に収納できる
- パブリックとプライベートの切り替えができる
- 使い勝手や好みに合わせて自由な空間づくりができる
【書斎がある間取りのデメリット】
- 部屋の使い勝手が悪いと、家族が自然と使わなくなる
- 部屋が孤立して、家族とのコミュニケーションが取りづらくなる
書斎をつくる目的を定めることで、部屋の使い勝手や家族とのつながりに関する後悔も避けられます。
自分だけの作業スペースが持てる
書斎のある間取りをつくることで、自宅でも仕事や趣味に集中できる環境を整えられるのが大きなメリットです。
リビングやダイニングなどのパブリックスペースと違い、セミクローズド~個室タイプの書斎は、ご家族の声や視線が届かないプライベートスペースになります。
そのため、リモートワークに必要なパソコン関係の機器や書類、趣味のアイテムなどが置ける、用途に合わせたインテリアも楽しめます。
パブリックスペースとの切り替えができる
書斎を設けることで、自分だけの時間と家族との時間にメリハリをつけることも可能です。
例えば、リビングではにぎやかに家族団らんを楽しみ、書斎ではもくもくと作業を進めるといった具合に、自宅に居ながら気持ちの切り替えができる暮らしが実現します。
リモートワークなど、長時間家で仕事をするご家族がいる場合は、扉のある書斎を検討するのもおすすめです。
大切なものをまとめて収納できる
仕事関係の大切な書類や趣味に必要な道具などをそのまま部屋で管理できるのも書斎の魅力です。
リビングやダイニングテーブルを使う場合は、食事や家族団らんのたびに片付けが必要ですが、書斎なら、ご家族に迷惑をかけずに荷物を安全に置いておけます。
書斎で使うアイテムの種類や大きさに合わせた本棚やキャビネットを設置して、ものが散らかりにくく、作業効率も高まる空間づくりを目指しましょう。
書斎の間取りタイプ
注文住宅で書斎をつくる場合、大きく分けて「個室タイプ」「セミクローズドタイプ」「オープンタイプ」の3つのレイアウトから選びます。
それぞれの特徴を理解して、目的に合わせたスタイルの書斎を設計しましょう。
完全個室タイプ
壁とドアで完全に区切られた個室タイプの書斎は、プライバシー性を重視したい場合におすすめです。
ご家族が集まるリビングからの声や音、視線を遮断するため、リモートワークをするご家族が仕事に集中しやすい環境が守られます。
個室の場合は、壁による圧迫感が出ないよう、ある程度の広さが必要になるため、適切な窓の配置や収納スペースも検討した上で、使い勝手のいい間取りを検討してみましょう。
セミクローズドタイプ
半個室タイプの書斎は、プライバシー性と開放感のバランスを考えた空間設計です。
リビングから離れた場所に設ける個室タイプの書斎とは違い、LDKの一角や中二階などに壁のある空間をつくるスタイルなので、ご家族の様子を見ながら作業に取り組みたい方にぴったりです。
小さなお子様のいるご家庭で、将来書斎をスタディコーナーとして活用する場合や、家事の合間にちょっとした作業を進めたい方に人気の間取りで、デッドスペースの有効活用にも役立ちます。
オープンタイプ
オープンタイプの書斎は、家族とのつながりを大切にしながら、仕事や趣味に使えるスペースも確保したい方におすすめです。
リビングやダイニングの一角に壁向きのカウンターやデスクを造作してつくるシンプルな書斎です。
いつでも気軽に使えるのが魅力ですが、ご家族が家にいる時間帯は作業に集中しづらい場合もあります。
なお、オープンタイプの書斎では、ご家族それぞれのスケジュールや伝言をまとめて管理・共有できる掲示板のようなエリアをつくるのも便利です。
【実例】書斎の広さ別おすすめ間取りと活用法
欲しい書斎のスタイルや理想の使い道がイメージできたら、その目的に合わせて最適な部屋の広さを検討していきましょう。
書斎をつくる場合、他の部屋との兼ね合いもあるため、各実例の全体的な間取りも参考にしながら、広さや使い勝手をチェックしてみてください。
「スタディコーナー」にもなる便利な1~2畳の書斎
1~2畳前後の書斎は、LDKの一角や階段下のデッドスペースを活用してつくるのに、ちょうどいい広さです。
隠れ家のようなコンパクトな家事室やお子様のスタディコーナーとしても利用できます。
実例のように、造作でカウンターや棚を設置して、省スペースでも使い勝手のいいおしゃれな空間が実現するのは、自由設計の注文住宅ならではの魅力です。
「ワークスペース」としてちょうどいい3畳からの書斎
3畳前後の書斎は、作業デスクや収納の他に2人掛けソファなども置ける広さです。
閉塞感のない空間で、ゆったりと仕事や趣味に没頭したい、また「作業の合間にちょっとくつろげる場所があればもっといい」という方におすすめです。
ロフトや中二階のようなスタイルで、リビングとの距離は取りつつ、日当たりや風通しも大切にした、プライバシー性と開放感のバランスがいい書斎が完成しました。
「個室」のように使える4~5畳以上の開放的な書斎
「平屋+αの家」や「1.5階建て」におすすめの4~5畳以上の書斎は、仕事や趣味だけでなく、ご家族が多目的に活用できる広さです。
一般的な個室に必要な広さは4.5畳・6畳・8畳ですが、実例のように勾配天井や吹き抜けのある間取りなら、より開放的に広がる視界も楽しめます。
家族構成やライフステージの変化に備えた柔軟性の高い書斎なら、デスクや収納、家具のレイアウトも自由なので、将来部屋の使い道がなくなることも防げます。
>関連コラム:1.5階建て間取りのおしゃれな使い勝手|自由な活用方法とデザイン実例
便利でおしゃれな書斎をつくる設計ポイント
最後に理想の書斎をつくるために押さえておきたい設計ポイントを紹介します。
使い勝手がいいレイアウトを選ぶ
使い勝手のいい書斎をつくるためには、日常的な生活・家事動線を考慮したレイアウト選び大切です。
例えば、ご家族の様子を見ながら作業ができる書斎を設ける場合は、リビングからのアクセスがいい場所に設計するのが理想的です。
一方、自宅での仕事時間が長い方や収納を安全に管理したい場合は、ご家族の主な生活・家事動線から外れた位置に書斎を配置することで、プライバシー性が保てます。
>関連コラム:間取りの使い勝手は水回りで決まる|家事動線にこだわる便利でおしゃれなレイアウト
書斎の最適な広さ・空間選び
書斎は、用途や作業内容に合わせて最適な広さを検討することが大切です。
他の間取りとの兼ね合いがある分、広いスペースは取りづらい場合もありますが、目的に合わない空間をつくって使い勝手や居心地が悪くならないよう、使い道を明確にしておきましょう。
また、省スペースでも窓の向きや天井の高さを工夫することで、圧迫感のない快適な書斎が実現します。
収納設計やデザインの工夫
書斎で使うパソコン関係の機器や仕事・趣味に必要なアイテムをおしゃれに収納しておくためには、書類や本などのサイズに合わせたカウンターや壁面棚の造作設計がおすすめです。
ご家族の使い勝手やスタイルに合う配置設計なら、仕事や趣味の効率も向上します。
また、取り出しやすく片付けやすい収納は、いつでも整理整頓されたキレイな空間を保つのにも役立ちます。
収納に合わせてコンセントや照明の数や配置もしっかり検討しておきましょう。
採光・通風、湿度管理も大切
書斎で長時間過ごす場合は特に、日当たりや風通し、空調管理も重要なポイントになります。
快適な環境で作業に集中できるように、できるだけ自然光を取り入れやすい窓や通気性のある開口を設けておくのがおすすめです。
また、夜間の使用に備えて、作業に適した照明の種類や位置の検討も必要です。
建築設計のプロに、書斎をつくる目的や理想の広さを相談しながら快適な空間づくりを進めていきましょう。
>関連コラム:東玄関のおしゃれな間取り成功ポイント|平屋にもいい日当たり・動線・レイアウト設計のコツ
まとめ│理想の書斎は使い勝手に合わせた間取り設計が大切
家に居ながら、仕事も趣味も充実させられる書斎は、3畳前後から確保できる便利な間取りです。
使い勝手や居心地のいい書斎をつくるためには、ご家族の目的や希望に合わせた広さ・デザイン選びはもちろん、専門家による間取り全体のトータルプランニングが欠かせません。
三都の森では、ご家族の暮らしや要望を軸とした高品質・高性能な家づくりにこだわり、設計から施工まで自社一貫で、お客様が長く愛せる住まいを提供しています。
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